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最近、「連節バス」が増えているようです。
「連節バス」とは、列車のように連接部分のあるバスで、長さが一般のバスの約2台分あるバスのこと。
日本では、1985年の「つくば科学博」のシャトルバスで本格運用されましたが、実は当時の法律では一般道路を走ることが出来なかったらしく、指定した道路やレーンのみ走行する条件で、特別に認可されたものらしいのです。
普通の路線バスに初めて導入されたのは、10年以上経った1998年に、千葉市の幕張地区とのことらしく、先日ちょうど幕張のご案内に行った際に、わたくしも見かけました。
その後、「神奈川中央交通」が、大学キャンバスや大規模事業所と駅とを結ぶ路線で、神奈川県の藤沢市や、厚木市、東京都の町田市などにルートを広げてきている様子。
横浜市も2020年7月から横浜ベイエリアに導入し、横浜駅~山下ふ頭(いま「動くガンダム」の GUNDAM FACTORY YOKOHAMA がある場所)を往復しています。
じつは、この「連接バス」が、ますます増えていくようです。
「運転手不足」「路線バス利用者減少」が深刻になっている昨今、乗車が多い路線に「連節連接バス」を導入することで、同時に何台も運行しているバス路線の台数を減らせれば、余った運転手をほかに回すことが出来、ほかのバス路線の減便にブレーキをかけることができます。それに「連節バス」は目立つため、「走る広告塔」として、広告収入も期待できます。
実は「横浜市」の、特に「青葉区」は、非常に「高齢化」が進んでいるエリアです。
このエリアは「東急田園都市線」と「小田急線」が結構な距離離れて「平行」に走っており、この間にある広い住宅地エリアをつないでいる主要な公共交通機関が「公共バス」なのです。
しかし、少子高齢化によるバス利用者の減少や、運転士の慢性的な不足もあり、維持することが課題となっていました。
そこで今回、「横浜市」と「東急バス」とが協定を締結し、2年後の「連節バス」導入を予定して、試験運行をはじめました。
将来的には「東急田園都市線・横浜市営地下鉄」の「あざみ野駅」から「小田急線」の「新百合ヶ丘駅」まで、横浜市営地下鉄が延伸することが決まりましたが、2030年開業を目指すと言っているものの、従来の計画と実現の差を考えますと、本当に利用できるようになるのにはもしかしたら20年前後かかってしまう可能性も否定できません。
その間、存続が危惧されている「横浜市青葉区北西部」においても、ぜひこの「連節バス」に頑張ってほしいものです。
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