東日本不動産流通機構 【首都圏不動産流通市場の動向(2021年度)】をリリース | 仲介手数料無料のREDS

皆様こんにちは。

 

指定流通機構である東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が2021年度(令和3年度)の【首都圏不動産流通市場の動向】を4月19日に発表しました。

 

http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_202104-202203.pdf

 

本年1月に「2021年(1月~12月)」の同様のデータが公開され当ブログでも取り上げました。

 

東日本不動産流通機構 【首都圏不動産流通市場の動向(2021年)】をリリース

 

今回のデータは「2021年度(21021年4月~2022年3月)」のデータで3か月ずれたものです。

 

中古マンションの成約物件の平均価格は 7.7%上昇の3949万円とのことです。

上昇は9年連続。「東京オリンピック後にマンション価格は下がる」という「説」もありましたが、少なくとも中古マンションでは完全に外れましたね。

 

中古戸建の成約物件の平均価格は10.2%上昇の3524万円。3年連続の上昇でこちらも好調です。

 

データを見ていて気付くのは、「新規登録物件の数」がここ数年でどんどん減少していること(同時に、成約価格はどんどん上昇していること)ですね。

 

過去3年間の新規登録件数を抜き出してみると、

 

【中古マンション 新規登録件数】

2019年度 201,966件

2020年度 170,388件

2021年度 160,554件

 

【中古戸建 新規登録件数】

2019年度 73,229件

2020年度 57,580件

2021年度 49,035件

 

【新築戸建 新規登録件数】

2019年度 89,414件

2020年度 62,345件

2021年度 40,770件

 

【土地 新規登録件数】

2019年度 59,077件

2020年度 44,713件

2021年度 26,532件

 

このように全てのカテゴリーで顕著に数が少なくなっています。

こうした中で成約件数は横ばいか数%程度の上下ですんでいます。

物件が少ない中で例年とあまり変わらない件数が成約しています(なかでも中古戸建は成約件数は前年度比4.5%増、14,732件で過去最高を更新したそうです)。

 

価格が上がっているのもやむを得ないところでしょうか。

 

数字を眺めているといろいろなことを考えさせられます。

 

購入を検討されている方はこの傾向が続くと物件が少なく苦労も多くなりそうです。

 

売却を検討されている方は物件が少ない市場はチャンスが増えるのである意味で「好機」といえるかもしれません。

 

首都圏全体でのデータですが皆様も参考にしていただけると幸いです。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

渡部

 

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