こんにちは。不動産流通システムの戸村です。
昨夜の地震は長く続いたことに少し不安を覚えました。
時期が時期だけに11年前の地震を思い起こした方もいらっしゃったのではないかと思われます。大きな被害はなかったようなのですが、どうぞお気持ちもお身体もお気をつけてお過ごしください
さて。
先週に引き続き、排水管の汚れ・詰まりについてです。
有効な掃除方法をご紹介します。
■排水口の掃除の範囲や頻度
最低でも1週間に1度は通常の洗剤で良いので排水口(と排水溝)と排水管を掃除してください。ここで重要なのは、排水管に流れてしまうものを極力止めて、拾い上げることです。
キッチンはネットをかぶせている人も多いと思いますが、ネットは洗面やお風呂などにも有効です。ネットをかけると徐々に流れが悪くなると思いますが、髪の毛や大きなものを除くと、大抵の場合目を詰まらせているのは洗剤(石鹸)の残りカスです。洗剤の残りカスがどれだけ汚れとして溜まっていくのか実感できると思います。
■排水管の掃除
排水管掃除については主にキッチンになると思いますが、その際には排水溝も一緒にお掃除してください。排水溝は、排水管との接続部分にある水が溜まっている個所です。
こちらは排水管の臭いや害虫を逆流させないための排水トラップです。
キッチンはパーツ毎に取り外しできることが多いと思いますので、パーツを取り外し、それぞれヌメリを落としてください。週一の掃除に関しては通常お使いの洗剤で問題ございません。週一でも毎週やると大きな汚れがつきづらく、掃除はよりやり易くなります。
■月に一度くらいは行ってほしいこと
週に一度の掃除に加えて、月に一度は「水を溜めて一気に流す」を行っていただくのが望ましいです。これが意外と有効です。
キッチン・洗面・浴室と排水管が合流するまでは単独の排水管がありますので、どこか一か所だけではなく、それぞれの個所で行ってください。
浴室について言うと、近年では湯舟に浸かる人が少なくなり、そのせいで排水管の汚れが一気に流されるタイミングがなく、詰まりやすくなっていることもあるようです。
ちなみに湯舟に入る方で入浴剤を使う方は要注意!
実は入浴剤は排水管を詰まらせやすいのです。
目に見えてわかる異物はまず取り除いてください。花びら入りの入浴剤などは花びらを取り除きましょう。網ザルなどで簡単にすくえます。また、お掃除重視で入浴剤を楽しみたい方はお茶パック等の不織布に入れて使うとお掃除が楽です(ちょっと楽しみが減ってしまいますが…)。
花びらなどが入っていなくても、「〇〇温泉の湯」など、濁り系の入浴剤も要注意です!
この入浴剤のカスはよく溜まります。風呂釜を痛めるなど実害もありますので、入浴剤の注意書きをよく読んでご使用ください。
また、入浴剤を使用した場合の排水前にネットや古ストッキングなど準備して排水してください。そうするとネットや古ストッキングの方で入浴剤のカスをできるだけ取ってくれます。
以上です。
上記の掃除方法については、普段のお掃除の中で行ってほしいことです。
普段のお掃除を意識すると、設備の状態がかなり変わります。
上記を行っていれば、年に一度(もしくは半年に一度)の大掃除も大分楽になりますし、何より毎日気持ちよく過ごせます!
すみません、普段のお掃除の話が中心になってしまいました…重曹やパイプクリーナーなどを使った掃除に関しては下記サイトがかなり詳しいのでぜひ参考になさってください。
参考URL(ミサワホームURL)
排水管が詰まると詰まった個所を限定しなければなりません。
詰まった排水管を限定するだけで(調査するだけで)費用がかかることも多いです。マンションの場合、階下のお部屋にご迷惑をかけることも…(修繕費用は火災保険で出ることもありますが…)
お掃除すると気分も良いですし、家やマンションのお部屋にとって良いことなので、ぜひ習慣にしてみてください!
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