皆様こんにちは。
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東京都三鷹市。JR中央線にかかる「三鷹跨線人道橋」をご存じでしょうか。
三鷹市在住だった作家・太宰治が、たびたび足を運んでいたことで有名な、線路を跨いでいる人専用の橋です。
何度もTV番組の中などで取り上げられたのを見たことがある、この跨線橋。学生時代に友人が三鷹に住んでいたこともあり、わたくしも親しみを持っておりました。
三鷹市のホームページによりますと、この橋は昭和4年に当時の鉄道省にて設置され、国鉄を経て「JR東日本」が継承して維持管理してきたようです。
しかしこの橋は実質的には「生活道路」として利用されてきており、今後は公共的施設として管理されることが相応しいと、三鷹市へ無償譲渡の申し入れがあったそうです。
現状のままで存続する方法がないか模索したものの、代替施設として堀合地下道があることや、耐震性能に課題があり、大規模な改修の多額な費用はもちろん、改修によって文化的価値が損なわれる可能性が高いことなどから譲り受けは困難と判断したようです。
とはいえ市民に人気のある施設で、太宰治が好んだ場所として文化的価値も高いことから、一部を譲り受けて保存や映像・画像等での記録など、記憶と記録を残す取り組みを行っていくそうです。
昭和の時代の象徴が、またひとつ消えていくことになるようです。
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