菅野です。
本日のFNNのニュースで、郵便の合理化について流れてきました。
手紙・はがき 翌日配達廃止 木曜投函で4日後の月曜に
私の印象としては「まだ翌日配達してくれていたんだ」という感じです。
一部には「サービスの後退」などという方もいらっしゃるようですが、郵便料金って実際安いですよね。
はがきは63円、定型封筒で84円~94円ですよ。
この金額で翌日配達なんて、そりゃ赤字になりますって。
運送料って、だいたい人件費ですから、これだけ安いってことは給料も安くせにゃならんということです。
それは良くない、って言いたい。
急いでるならレターパック使えばいいんですからね。
ポスト投函翌日配達のレターパックライトが360円。
でも、総武線で秋葉原と新宿間往復で340円ですから、この金額で全国だいたい翌日に着くなんてのは明らかに安すぎです。
宅急便だとタイムサービス使って東京から北海道まで1700円かかるんですよ。
レターパックはたしかに便利ですが、これも民業圧迫の最たるものですよ。
郵便というのは「ユニバーサルサービス」として全国一律のサービス提供が義務付けられています。
でも、民営化したのだから、少なくとも赤字にならないような合理化は必要なはず。
このサービスを維持するなら、おそらく再度国営化しないともたないはず。
と思ったらこんな記事を見つけました。
「郵便局」赤字転落で蠢く「再国営化」の大愚策 フォーサイト-新潮社ニュースマガジン
こういう中途半端な半官半民な状態の企業の赤字は、有耶無耶になって大体、税金で処理されていくと相場が決まっているものです。
全国一律のサービスはお願いしたいと思いますが、せめて採算性については民間企業なのだからきちんと考えるべき、と思います。
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