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色々考えさせられる1文を記載いたしました。
1人の男性が子供たちを連れて、電車に乗り込んできました。
そして、しばらくするとその子供たちは、電車の中で「ワァー、ワァー」と騒ぎ出してしまい大声を出したり、走り回ったり、物を投げたり。
その子供たちの騒ぎぶりに、周りの人たちもイライラし、迷惑そうにしている様子だったのです。
それにもかかわらず、子供たちを連れてきた父親だと思われる男性は何もせず、ただ座っているだけでした。
そして、ついに子供が騒いでいる状況に耐えられなくなった乗客の1人が子供たちの父親と思われる男性に、こう声をかけました。
「あなたのお子さんたちが、他の人の迷惑になっているようですよ。もう少しおとなしくさせることは、できないでしょうか?」
それを聞いた父親は、そんな状況になっていることに、初めて気づいたかのような驚いた表情をしました。そして、静かな声でこう答えたのです。
「本当にそうですね。1時間ほど前に妻が亡くなったものですから、いったいどうすればいいか、子供たちも混乱しているようで」
子供たちの母親が亡くなった、という父親の言葉を聞いたあと、あなたはこの父親に対して、どう思いましたか?
母親がなくなったことを聞く前と聞いた後では、気持ちに大きな変化があったんじゃないでしょうか?
母親の死について知ると、注意しろという気持ちは一切なくなって、悲しい気持ちというか、注意しろと思っていた私自身が恥ずかしいというか、なんとも言えない気持ちになりました。
この父親の行動は、僕たちが「母親の死」を知る前と知った後で、なにも変わっていません。でも、僕たちの父親を見る目は「母親の死」を知っているか、知らないかで、まったく違うものになってしまいました。
この話の教訓は、見ている側の視点が変われば、見ているモノが同じでも、見え方が180度変わってしまう、ということです。
立場が変われば見方が変わる、考えさせられる内容でした。
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