フラット35【保証型】について(2021年10月) | 仲介手数料無料のREDS

皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。

 

住宅金融支援機構の【フラット35】。

最長35年間の借入期間中金利が変動しない固定金利の商品で、審査の間口の広さや柔軟性から人気の高い住宅ローンです。

 

フラット35には窓口の金融機関が融資を実行し、その債権を住宅金融支援機構が買い取る「買取型」と、金融機関が融資する住宅ローンに住宅金融支援機構が保険を付け、返済できなくなった場合に、住宅金融支援機構が金融機関に対して保険金を支払う「保証型」の2種類があります。保証型はポピュラーとはいえないのでお客様から制度の概要について質問を受けることがあります。

 

フラット35の中で利用されている件数が多いのは圧倒的に「買取型」で、「保証型」の利用はとても少ない印象があります。

 

その原因の一つして考えられるのは「取扱金融機関の数」の差でしょうか。

住宅金融支援機構のHPによると「買取型」は全国321の金融機関が取り扱っていますが、「保証型」を取り扱っているところはわずか9つしかありません。

 

その9つの金融機関とは、

 

  • 日本住宅ローン
  • ARUHI
  • 財形住宅金融
  • 広島銀行
  • クレディセゾン
  • 住信SBIネット銀行
  • 愛媛銀行
  • 日本モーゲージサービス
  • ファミリーライフサービス

 

です。

 

このうち幾つかの金融機関で保証型を取り扱ったことがありますが、自己資金が豊富な「住宅ローンを選べる」お客様にとっては買取型よりも金利が低い商品が多く魅力がありました。

 

例えば今月の買取型の最低金利は、団信加入、返済期間21年以上の場合年率1.30%(融資率9割以下)または年率1.56%(融資率9割超)ですが、ARUHIの【スーパーフラット6】ですと1.13%、クレディセゾンの【プラン6.0】ですと1.10%となっております。「S」が使える物件でしたらここから5年間または10年間0.25%金利が低くなります。

 

ただこの例のARUHIもクレディセゾンも自己資金を4割以上投入する必要がありハードルは高めです。

 

このくらい自己資金を投入できる方でしたら銀行の10年固定など短期の固定の方が金利が低くより魅力的なこともあると思います。親族からの住宅取得資金の贈与を受けられる方など、利用できる方が限られるかもしれませんね。

 

買取型も保証型も融資実行までの手続にはほとんど差異はありません。

自己資金が豊富な方で長期の固定金利に魅力を感じられている方はフラット35の保証型も有力な選択肢です。

上記金融機関のうち一部の地方銀行等を除き弊社でご紹介・取次が可能です。

検討される場合はぜひご相談ください。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

渡部

 

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