REDS【株式会社 不動産流通システム】 金谷(カネヤ)です。
令和3年9月の首都圏・不動産売買の状況をお知らせさせていただきます。
公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の月次速報:サマリーレポート(2021年度9月版)によると、首都圏(1都3県)の前年の同月比はこのような状況となりました。
◎中古マンション成約件数
8月は全地域で減少となり、その割合も大きかったのですが、9月には横ばいもしくは先月よりも減少の割合が小さくなりました。
例年、活発に動きが増える時期ではありますが、昨年ほどの件数までは戻っておりません。
新型コロナウィルス感染者の急増は、不動産の流通業界では、それによる影響を受けたという事は、それ程体感できませんでした。
◎中古マンション成約単価
成約件数には連動せず、全ての地域で成約単価が上昇となっております。
多摩地域を除いては、2桁以上の上昇率です。
しばらく価格上昇の傾向が続いておりますが、価格設定が高くなり過ぎて、在庫が増えているエリアも見受けられます。
そのため、早期で売却となっている物件と、長期化している物件の2極化が起こっているエリアでは、売り側も買い側も、適正な金額を把握する事が重要だと思われます。
◎中古戸建成約件数
戸建の成約件数についても、マンションと似た動きとなっており、8月は区部以外全て減少となっていたのが9月で横ばいに転じた地域が増えました。
戸建の成約件数につきましては、中古マンションと少しの時差で連動する動きが見られます。
◎中古戸建成約単価
先月は、東京区部のみマイナスとなりましたが、9月は再び全ての地域で上昇となりました。
マンション、戸建ともに、成約単価の上昇傾向はしばらくの間続いております。
ここ最近は、市場の変動が予測しづらいのですが、価格面についての上昇傾向が続いているために、物件を探している方々が買い控え、成約件数に影響が出ている事も考えられるかもしれません。
地域ごとに細かく分析し、ご売却、ご購入いずれをご検討されている方にも適正なご提案が出来れば幸いです。
REDS【株式会社 不動産流通システム】の金谷(カネヤ)まで、お気軽にお問い合わせください。
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