菅野です。
昨夜、こちらのニュースが流れました。
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Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) on X
【FRB 11月にも量的緩和縮小決定】米連邦準備制度理事会(FRB)は22日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。終了後に公表したFOMC声明では「資産購入ペースの減速が近く正当化される」と指摘。量的緩和策の縮小開始を早ければ11月にも決...
このニュースを受け、米株価は上昇しました。
市場では、債券等の買い入れを減らすことによる金融緩和の縮小(テーパリング)は織り込み済みの判断が強いようで、またアメリカではインフレ懸念のほうが強く、今回のニュースは市場に安心感を与えたとの感想が強いようです。
各国の金融政策機関が量的緩和の縮小を模索する中、FRBは先鞭をつけた形です。
アメリカは新型コロナの影響を乗り越え、株価は順調に上昇しています。
ところで、日銀について以下のようなニュースも流れていました。
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産経ニュース (@Sankei_news) on X
先進各国、進む量的緩和縮小 日銀も水面下で開始かそんな手足を縛られた日銀がひそかに開始したとみられるのが、「ステルス・テーパリング(隠れた緩和縮小)」だ
先日、こんなブログを書きましたが、日銀も量的緩和の縮小を模索中です。
コロナ感染状況についてはかなり落ち着いてきた昨今ですが、今後仮に財政出動に消極的な方が自民党総裁 → 総理大臣となった場合には、日銀の金融緩和縮小の方向性と相まって、若干の景気後退が懸念されます。
日本は、日銀が定めた目標インフレ率を達成していませんので、アメリカほどインフレ懸念が大きいわけではありません。
そんな状況で金融緩和縮小をすれば、確実に悪材料となることでしょう。
中国の恒大集団のデフォルト懸念から、22日の東証は下がりました。
GPIFも恒大集団に投資しているようです。
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世良公則 (@MseraOfficial) on X
日本の年金積立金管理運用独立行政法人GPIFが経営難が表面化している中国の不動産開発大手、中国恒大集団に投資投資額は、前年度末時点の時価評価で合計96億7301万円※本文抜粋GPIF、中国恒大への投資額は96.73億円 | Article ...
日本だけ巻き添えをくらう、なんてことになるかもしれません。
これからの金融政策の取り回しが非常に注目されます。
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