REDS【株式会社 不動産流通システム】 金谷(カネヤ)です。
令和3年5月の首都圏・不動産売買の状況をお知らせさせていただきます。
公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の月次速報:サマリーレポート(2021年度5月版)によると、首都圏(1都3県)の前年の同月比はこのような状況となりました。
◎中古マンション成約件数
5月はいずれの地域も大幅に件数アップとなりました。
昨年同月は、新型コロナウィルスの影響により、全体的な件数は大幅に落ち込んでおりました。
今年は4月以降、前年比で成約件数が大幅に件数が増加いたしました。
通常の状況に戻りつつあります。
しかしながら、物件の在庫数は減少傾向にあります。
このような傾向は、今後の不動産価格の上昇にも繋がることが予想されます。
◎中古マンション成約単価
全てのエリアにて、成約単価は上昇しております。
多摩地区でも、3ヶ月連続で成約単価が上昇いたしました。
その他の地域は12ヶ月以上連で上昇しており、2桁以上の上昇率の地域がほとんどです。
しばらくは、このような傾向が続くのでしょうか?
引き続き、売却を検討される方には良い時期のようです。
◎中古戸建成約件数
中古戸建の成約件数は、地域によりばらつきがありますが、全ての地域で増加しております。
特に東京区部では、大幅な上昇率です。
今後、在庫不足による価格への影響が大きくなることも予想されます。
◎中古戸建成約単価
価格については、多摩地域以外の全ての地域は上昇となりました。
多摩地域では、成約件数は他地域と同様に大幅に上昇しておりますが、在庫がまだ比較的多く、供給が不足していないため、価格の上昇が一度落ち着いたように見受けられます。
世の中の状況が落ち着かない中、東京オリンピックが開催の方向へ向かっております。
オリンピックが無事開催され、その後の経済市場の動きにも着目し、不動産市況にもどの様な影響が出てくるかについても、注目していきたいと思います。
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