お世話になっております仲介手数料が【無料・割引】の【REDS】の藤ノ木です。
重要事項説明書には「飲用水・ガス・電気の供給施設及び排水施設の設備状況」
という記入欄があります。
本日はその中の「飲用水」の「水道管」についてご説明いたします。
「水道管」は、水道水を供給する配管で、本管を「配水管」と言い、
本管から引き込む枝管を「給水管」と言います。
例えば赤の矢印の物件であれば下記の口径になります。
前面道路の配水管の口径は150mm
敷地内引込管(給水管)の口径は20mm
通常、水道管は道路の下などに埋め込まれている配水管から分岐して、
宅地内の水道メーターに引き込まれます。
このとき使われる給水管の大きさがポイントになります。
給水管の口径は、13mm、20mm、25mmなどがあり、
口径は大きくなればなるほど、一度に流せる水の量が多くなります。
13mmと20mmでは2倍以上の水量の違いがあり、
20mmのほうがより多くの水を同時に使うことができます。
以前は13mmの給水管が主流でしたが、新設する場合には
20mm以上としている自治体も多く、一般家庭用の給水管は
20mmが主流になっています。
新築戸建てで、水圧の弱い13mmの給水管が敷設されている
13mmは都内の物件でたまに見かけます。
なぜ、13mmの給水管が敷設されているのか疑問に思いませんか?
埋設されている水道管が「公設管」か「私設管」が
ポイントになります。
購入した戸建物件の前の道路が私道の場合、
私設管の可能性があります。
自治体が所有・管理する公設管と違い、
個人が所有・管理する私設管では私道の接道している
住戸の皆さんが使用している水道の容量を
新築したからと13mmだった口径を20mmに変えられないのです。
もし変更し、周りの住戸の水圧が弱くなると大変ですし、
そもそも私設管では口径を変更する工事自体を
断られてしまう可能性もあるため、
13mm管が使われている場合あります。
日常生活に一番かかわりのあるポイントです。
しっかり重要事項説明時にご説明は受けましたでしょうか?
コメント