REDS【株式会社 不動産流通システム】 金谷(カネヤ)です。
今年の夏は、新型コロナウイルス感染予防による自粛要請のため、世間では、例年とは異なった生活を過ごされた方が多いのではないでしょうか?
不動産の市況においても、例年とは違った動きが見られました。
今回は2020年8月度の不動産流通市場の動向をお知らせします。
公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の月次速報:サマリーレポート(2020年度8月版)によると、首都圏(1都3県)の状況はこのような状況となりました。
◎中古マンション成約件数
千葉県 +14.3%
埼玉県 +23.4%
東京区部 +12.9%
多摩 +22.1%
横浜、川崎市 +27.0%
神奈川県他 +22.5%
今年はなんと、どの地域でも大幅な成約件数の増加となりました。
23区、千葉県を除く地域では20%以上の増加となりました。
◎中古マンション成約単価
千葉県 +3.7%
埼玉県 +2.5%
東京区部 +1.6%
多摩 +6.1%
横浜、川崎市 +2.9%
神奈川県他 +8.9%
全ての地域で単価も上がっております。
都心から少し距離離れた、多摩地域や川崎市、横浜市を除く神奈川エリアが価格の上昇率が高くなっております。
◎中古戸建成約件数
千葉県 +20.5%
埼玉県 +20.1%
東京区部 +9.0%
多摩 +18.5%
横浜、川崎市 +42.5%
神奈川県他 +25.6%
一戸建ての成約件数も、昨年から大幅な上昇が見られます。
特に、横浜市、川崎市は40%以上の上昇となりました。
◎中古戸建成約単価
千葉県 ー9.3%
埼玉県 +6.5%
東京区部 +17.0%
多摩 +15.2%
横浜、川崎市 ー1.0%
神奈川県他 +6.4%
唯一、成約単価については、千葉県で約9%、横浜市、川崎市で1%のマイナスとなりました。
8月は、昨年と比較して、大きな変動がありました。
価格については上昇した地域が多く、成約件数についてはいずれの地域でも大幅に増加しました。
新しい生活様式に対応した住まいや、新型コロナウイルスの長期化を見据え、住宅購入については今まで動きを止めていた方々が、通常の動きに戻り始めているようにも見受けられます。
生活に必要不可欠な住宅について、様々な考え方の変化が出てきております。
テレワーク等による勤務形態の変化にも応じて、生活するエリア、住宅の種別、広さ等、多様化するニーズにお応えできるよう、日々情報を収集し、お客様にお役に立てる情報をご提供できれば幸いです。
コメント