成約御礼
皆様こんにちは。
不動産売買の 仲介手数料が「割引・最大無料」の【REDS】の渡部親三です。
この度下記のマンションのご購入をお手伝いさせて頂きました。
世田谷区池尻 2004年築 2LDK 南向き
仲介手数料【半額】にてご購入となりました。
(通常の不動産業者をご利用の場合に比べて、約100万円弱お得 になりました!)
田園都市線で渋谷駅から一駅目の【池尻大橋】。
世田谷区【池尻】と目黒区【大橋】から間を取って【池尻=大橋】です。
最近の【若松=河田】とか【清澄=白河】のような地域名の連呼による駅名で、詳しくは存じ上げませんが、駅の開業当初に世田谷区と目黒区の「熾烈な」戦いがあったのでしょうか・・・。
駅自体は世田谷区池尻にあることから目黒区側が得をした?ようにも思えますが、車を使う人間からするとあの辺りは「(目黒区の)大橋エリア」と言われても納得がいくところでもあります。まぁ駅名になってしまうと【池尻大橋駅エリア】という認識になるので、このあたりが世田谷と目黒の区境なんだな、と駅名から地域のことを推測させる効果があって後世の人間には教育的な効果もあると思いますね・・
さてそんな池尻大橋エリアの物件を今回購入していただきました。
池尻大橋エリアは【文教地区】として知られています。
東京都立駒場高等学校や筑波大学付属駒場中学校・高等学校、駒場東邦中学校・高等学校などの有名進学校が集積していて、淡島通りを超えると東京大学の駒場キャンパス(こちらは目黒区です)という立地です。有名学校が多く商業施設が少なく、落ち着いた環境が保持されている・・・。そうした意味で【文教地区】と言ってよいエリアだと思います。
千代田区の一部、文京区等に都心の典型的な「文教地区」がありますが、池尻大橋エリア(駅の北側のエリア)も東京の代表的な文教地区と言ってよい場所だと思います。
立地の良さ(利便性の高さ)の割に環境が守られていて、広々とした敷地に有名進学校が集積している・・・というのが当エリアの特徴です。
こうした良い立地に広々とした教育施設があるのはなぜか・・・
山手線の内側の都心部の教育機関は元をだどると大体「武家屋敷の跡地」にたどり着くのですが、池尻大橋エリアは【兵営や練兵場】、軍事施設の跡地だったようですね。
【敵の殲滅を目指す実力部隊の施設から、教育機関へ】
考えてみるとなかなか感慨深いものがありますね。
代々木の練兵場は公園や公共放送の施設に、赤羽の旧陸軍の施設は公営団地に、練馬の米軍施設は大規模団地に・・・
都内の軍事施設のその後の推移、土地の歴史も調べてみると感慨深いものがあって面白いですね。
【文教地区】というと学校、教育機関を中心に生徒学生に悪影響を及ぼさないように環境を保護している地域という一般的な意味があると思いますが、都内の不動産を取引していると【え?ここが文教地区?】という場所に出会うこともあります。
【文教地区】は普通名詞としては「教育環境が保全されている地域」くらいの意味だと思いますが、都市計画法が定める【特別用途地域】、法律=不動産用語でもあって、該当していれば我々はお客様向けに制限の内容等の説明が必要になるエリアでもあります。
この特別用途地域としての「文教地区」、エリアの指定になかなか【趣】があって、個人的には調べていてとても楽しいんですよね。計画者が何を排除したくて、どのような街並みを実現したいか。教育機関の有無とは別にうまく特別用途地域の制限を利用しているなぁ、と感心するエリアが多々あります。
「明治通り周辺の渋谷の神宮前エリア」、「広尾の外苑西通り沿いのエリア」などがそうしたエリアです。【絶妙】に法律の制限を利用して個性のある街並みを実現していて感心します。銀座のように法的なルール(一般的な規制は当然ありますが)がないのに自主的に個性のある街並を維持しているところは【別格】ですが、法制度をうまく利用して長期的な観点から街並を維持しているところも不動産業者としてはとても興味深いです。
【文教地区】の制限を利用してどのあたりが【絶妙】になっているのかは長くなりますのでまた別の機会に^^教育機関は確かにあるけど文教地区なの?というエリアに【文教地区】の制限をかけて、用途地域と特別用途地域の制限をうまく活用して個性のある街並みを実現しているところがポイントです。
都市計画法の射程範囲の広さや、地域の皆様の【知恵】を感じさせる【趣が深い】制度、それが法制度=特別用途地域としての【文教地区】です
池尻大橋は普通の意味での【文教地区】です。
静かに便利に暮らせるエリアで皆様にお勧めしたいエリアです。
良い物件を取引できて大変感謝しております。
ありがとうございました。
渡部親三
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