未曾有の被害をもたらした台風19号が通過して、前回15号の様な
停電も無く、仕事に邁進しておりますREDSの坂爪です。
台風19号、通過するまさにその時は、鎌倉の我が家も強い風に
煽られ心配しましたが、被害も無く無事に19号は通過しました。
朝起きてニュースを見ますと、二子玉川、武蔵小杉が冠水して
いるとのニュース、我が街鎌倉でも、前回15号で被害を受けた
国道134号線、稲村ガ崎で更に被害が拡大し、歩道が波に削られ
てしまったとの事。
そして何より、私の郷里長野県で、千曲川の堤防が決壊、氾濫
して大きな被害が出ているとのニュース。
私の出身は長野県でも諏訪地方ですので、千曲川氾濫の影響は
有りませんでしたが、私の父は長野市・中野市の出身、親戚も
この地域で、リンゴ農園等を営んでおります。
連絡を取りましたら、大きな被害はないとの事で、安心しま
したが、それでも郷里の災害には心が痛みます。
また、東日本大震災の被害から復興しようとしている福島でも
大きな被害が出ているとの事「頑張れ!!福島」。
今回の被害を受けて、不動産営業マンとして思うことは・・・
当社でも営業エリアの二子玉川・武蔵小杉・・・こちらで
今回被災した物件を取り扱う事となった場合には、売主様
が買主様にご説明する「物件状況報告書」には、当然冠水の
事実は記載してお伝えしなければならないでしょうし、重要
事項説明においても記載する事になるでしょう。
今回の災害自体は公知の事実ですので、これから当該エリア
の物件をお求めになる方々も水害が有ったこと自体はご存じ
でしょうか、実際に購入する物件がどのような状況だったの
かは、詳細に告知する必要が有ります。
そして、現在当該地区にお住いの方々、現在物件を売りに
出されている方がにとって、最も気になるのが・・・
「資産価値の減少」ではないでしょうか。
予測は非常に難しいのですが、短期的には価格下落方向に力
が働く事は確実でしょう。
但し、元々人気のエリアと言うのは、利便性等理由があって
人気が出たと考えれば、冠水によってそのニーズが完全に
無くなるとは思えません。
また、二子玉川・武蔵小杉いずれも、今後対策を講じる事
で同じような災害を予防する事も出来るでしょう。
そう考えると、長期的にはやはり人気のエリアとして、市場
に君臨するのではないかとも思えます。
東日本大震災の後、海沿いのマンション低層階の販売は苦戦を
強いられました。
今回被災しなかったエリア等でも、マンション低層階の買い
控えは発生するかも知れません。
色々と考えますと、今回の台風19号は、目には見えない事では
有りますが、不動産業界に大きな影を落として行った事になり
ます。
最後に被災された方々の一日も早い復興を祈念致します。
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