住宅とライフスタイル調査委員会は16日、「都心マンション購入に関する調査」結果を公表した。
都心のマンション購入における生活者の意識の変化を調査することが目的。4月1?6日の期間に、20?49歳の有識者(世帯年収400万円以上)かつマンション購入意識を持つ生活者にインターネットでアンケートを実施した。有効回答数は600人。
マンション購入予定者が選んだ都心に住みたい理由は、「交通機関の利便性」(96.2%)がトップで、次いで「通勤時間の短さ」(84.2%)、「時間を有効に使えるから」(同)が続いた。一方、郊外に住みたい理由としては、「落ち着いた環境だから」(95.2%)、「広い家に住めるから」(85.7%)、「自然が多いから」(79.8%)となった。
マンションを購入する際には55.5%が都心か郊外かで迷っており、都心に住みたいと思いつつも、購入を迷う理由としては、「都心は郊外に比べて住宅の購入費が高い」(89.6%)、「郊外の方が、敷地が広い住宅が取得できるから」(78.8%)、「都心は郊外に比べて物価が高いから」(72.3%)といった理由が挙げられた。
こうした結果を受け、同委員会では「都心のマンションを買い求める人が購入迷う理由は、“購入費の高さ”である一方、都心を選ぶ理由は“交通機関による利便性”だった。購入検討者は価格に対して得られるメリット(交通アクセスのよさ)を兼ね備えた物件を求めている」と総評した。
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