休みで不在の営業担当者が5分後に現れた不思議な大手不動産会社。お客様もあきれて離脱した先日の囲い込み | 仲介手数料無料のREDS

皆様こんにちは。REDSエージェント、宅建士の成田育子です。

12月になってもまだまだ暖かい?日々が続き、冬とは思えない気候が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 私は愛犬の散歩を朝晩必ずしており、未だにダウンもヒートテックも着ないで毎日過ごしております。

今回は新しいバージョンと言いますか、業界No.1と言われる大手M社による悪質な囲い込みをご紹介いたします。

囲い込み

(写真はイメージです)

まず「レインズ」についておさらい

売却のお客様より専任もしくは専属専任の媒介契約を受けましたら、定休日を除く7日以内に指定流通機構(レインズ)に掲載しないといけません。

レインズとは、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムです。「Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)」の英語の頭文字を並べて名付けられ、組織の通称にもなっています。

レインズは設立以来、一貫して利用の拡大が続いており、日常生活で水道、電気、ガスが欠かせないように、不動産取引を行ううえでなくてはならない不動産の基盤となっています。

会員となっている不動産会社はこのコンピューターネットワークシステムにより、売りたい方、貸したい方の依頼に基づいて不動産情報を登録し、不動産業界全体が連携して買いたい方や借りたい方をお探しします。また、買いたい方や借りたい方には登録された最新の豊富な情報の中から最適なお住まいや不動産をご紹介します。

レインズに図面が載っていないことは囲い込みの合図

よく、お客様からの問い合わせで、「専任媒介契約の物件のようなので、御社で取り扱いできますか?」と質問を受けることがあります。専任、専属専任だからこそ、他社のお客様にもこのレインズに掲載義務がある物件なので、他社のお客様にも幅広く紹介しないとなりません。

まずレインズには、概要、詳細、図面の3点が掲載されるのが一般的です。ところが最近、この図面が掲載されないことが多くなりました。

図面とは皆様が不動産会社から受け取ることがある、物件の紹介図面です。その図面には物件の内容や、間取り、写真などが1枚の紙に綴られていて、不動産営業ではなくてはならないものです。不動産会社は物件をお預かりすると、必ずこの販売図面を作成します。

それにもかかわらず、作成しているはずの図面がレインズに掲載されていない。これは「囲い込みの合図」と私は思っております。

休みで不在のはずの担当者が5分後に電話に出る!

今回この販売図面の掲載がなく、大手M社に電話で問い合わせました。電話をしたのは定休日明けの木曜日。電話に出た方が、「担当者は土曜日までお休みを取っている」とのこと。担当者の名前を聞き、私は土曜日内覧希望のお客様がいることを伝え、「どうしても案内させてほしい」と訴えました。ですが、「担当者じゃないと決められないので、とりあえず案内希望日時をFAXしてください」と言われました。

通常は媒介契約を受け取った不動産会社が販売図面に会社の電話番号、FAX番号、担当者名を記載しており、図面を見てFAXするのですが、レインズに記載のある詳細にも概要にもFAX番号の記載がないので、5分後に今一度M社に電話をして、FAX番号を聞きました。

その時、な、なんと、先ほど物件担当者が土曜日までお休みと言っていた、その担当者が電話に出たのです。

「M不動産Rアルティ〇〇センターの〇〇です」と……。

私は言葉を失いました。

「えっ? さっきこの担当者は土曜日までお休みと聞いたはずなのに……」

でも担当者の心象を悪くしては案内できないと思い、「ご担当の〇〇マンションをご案内したいので、図面の掲載もなく、FAX番号がわからないので、教えてください」と話したところ、バツが悪そうに教えていただきました。

大手のあまりに理不尽な営業手法にお客様も絶句

しかしFAXをしてもなんの連絡もなく、「担当者が休み」と嘘をついてまで囲い込みをしているようなので、残念ですがお客様には「直接お問い合わせしてください」とお伝えするほかありませんでした。

お客様が電話をするとすぐにその担当者が出て、案内もすぐに受けてくれたそうです。しかし、そのお客様もあまりにも理不尽だとお感じになり、物件を購入する意欲をなくしただけでなく「そのような担当者に大事な取引を任せたくない」とのお気持ちから、この物件を選ぶことはありませんでした。

今までさまざまな囲い込みをご紹介してきましたが、担当者が長期休みというのは、初めてでした。

しかも大手の不動産会社。大手不動産会社はCMで、柔らかで真面目なイメージで宣伝していますが、このような悪質な対応が事実です。

全ての営業担当者がそうではないのも事実です。良い営業の方もいらっしゃいます。事実ごく一部です。

結局、営業担当者が善人であるか、悪人かであるかで全てが決まってしまうのが現実だというほかありません。REDSではありえません。囲い込みができない仕組みが構築されているからです。

最後に

最初の電話の問い合わせの受け答えから全てが始まると思っています。最初の問い合わせの担当営業の対応がいいと、お引き渡しまで気持ちのいいお取引ができます。

長く否定的な文言も多いこと、お許しください。ただただ、実際にあったことを正直にみなさまにお知らせしたいと思いました。

弊社はNHKドラマ【正直不動産】を監修している真面目な不動産会社です。このような対応は絶対いたしません。皆様からのお問い合わせお待ちしております。

 

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