こんにちは! 【仲介手数料が最大無料】のREDSエージェント、宅建士の伊橋(いはし)です。
昨年よりも早く、太陽が出ていない日は少し涼しくなってきましたね。ですが、天気のいい日はまだまだ暑いですね、日陰を探して歩くようにしています。
さて、今回は、不動産業務に関係する不動産調査と建物診断について考えてみました。
(写真はイメージです)
不動産の物件調査とは
不動産の購入は、人生において大きな決断のひとつですね。後悔のない選択をするためには、物件に関する情報をしっかりと把握することが不可欠です。
しかし、不動産売買の多くは不動産についての知識が深くない人どうしで行われます。正しい価格設定を行い、スムーズに取引をするために、物件の価値やリスクを客観的に評価し、最適な判断材料を得るため、不動産会社が物件調査を代行します。
ここからは不動産物件調査の一般的な内容について説明します。実際の物件調査では、物件の種類や状況によって調査項目や方法は異なります。より詳細な情報については、専門家に相談することをお勧めします。
物件調査の目的
物件調査の目的は多岐にわたりますが、主なものとして以下が挙げられます。
- 物件の適正価格の算出:物件の市場価値を正確に把握し、適正な価格で売買を行うために必要です。
- リスクの発見と回避:物件に隠れた瑕疵や権利関係の問題、周辺環境のリスクなどを事前に把握し、トラブルを未然に防ぐことができます。
- 物件の将来性評価:物件の立地条件や周辺環境の変化、将来的な開発計画などを考慮し、物件の将来的な価値を予測します。
物件調査で行われること
物件調査では、以下の項目について詳細に調査します。
【現地調査】
- 建物外観の調査:外壁のひび割れ、屋根の劣化、雨漏りの痕跡など
- 建物内部の調査:間取り、内装、設備の状況、収納スペース、採光、通風など
- 周辺環境の調査:交通の便、周辺施設の充実度、騒音、日当たり、景観など
- 土地の調査:土地の形状、地盤の強度、接道状況、日当たりなど
【書類調査】
- 登記簿謄本:所有者、抵当権の設定状況、権利関係など
- 建物の図面:間取り図、配置図、構造図など
- 建築確認済証:建築基準法に適合しているか
- 管理組合規約:マンションの場合は、管理組合の規約内容、管理費、修繕積立金など
- 取引履歴:売買履歴や賃貸履歴を確認
【その他の調査】
- 役所調査:都市計画法上の規制、建築制限、道路拡張計画など
- 法務局調査:土地や建物の権利関係、過去の所有者など
- 専門家による調査:必要に応じて、建築士、不動産鑑定士、弁護士などの専門家に依頼し、詳細に調査
物件調査の重要性
物件調査は、不動産取引において非常に重要な役割を果たします。なぜなら、物件に関する情報が正確に把握できていないと、以下のようなリスクが生じる可能性があるからです。
- 価格交渉が不利になる:物件の価値が正確に把握できていないと、高値で購入してしまう可能性があります。
- 瑕疵が見つかり、修繕費用がかかる:物件に隠れた瑕疵があると、購入後に多額の修繕費用がかかることがあります。
- 権利関係に問題があり、トラブルに巻き込まれる:権利関係に問題があると、第三者から訴訟を起こされる可能性があります。
物件調査の注意点
物件調査を行う際には、以下の点に注意する必要があります。
- 複数の不動産業者に依頼する:複数の不動産業者に依頼することで、より客観的な意見を得ることができます。
- 専門家にも相談する:不動産に関する知識が不足している場合は、専門家に相談することがおすすめです。
- 契約前にしっかりと確認する:契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は必ず質問するようにしましょう。
建物診断について
建物診断とは、建物の現状を詳しく調査し、その状態を把握するための専門的な検査のことです。建築士、構造技師、設備士などの有資格者によって行い、建物の状態を正確に診断します。
なぜ建物診断が必要なのか
- 建物の寿命を延ばす:早期に劣化箇所を発見し、適切な修繕を行うことで、建物の寿命を延ばすことができます。
- 安全性の確保:構造的な問題や老朽化による危険性を事前に把握し、安全性を確保することができます。
- 修繕費用の削減:大規模な修繕が必要になる前に、小さな問題を解決することで、修繕費用を大幅に削減することができます。
- 資産価値の維持:建物の状態を良好に保つことで、資産価値の維持・向上につながります。
建物診断でわかること
建物診断では、以下の項目について詳しく調査します。
- 構造躯体:コンクリート、鉄骨などの構造体のひび割れ、腐食、変形など
- 外壁:外壁のひび割れ、剥落、塗装の劣化など
- 屋根:屋根の漏水、瓦の割れ、葺き替えの必要性など
- 設備:給排水設備、電気設備、空調設備などの老朽化、故障の有無
- 内装:床、壁、天井などの損傷、汚れなど
建物診断の種類
建物診断には、大きく分けて以下の3つの種類があります。
- 目視診断:専門家が建物全体を目視で確認し劣化箇所や異常を発見する、最も基本的な診断方法です。
- 非破壊検査:ハンマーなどで建物を叩いて音を聞き、内部の状態を判断する打診検査や、赤外線カメラを使用して温度差から劣化箇所を特定する赤外線サーモグラフィなど、建物を傷つけずに内部の状態を調べる検査方法です。
- 破壊検査:コンクリートの強度を測定するコア抜き試験など、建物を一部破壊して内部の状態を詳しく調べる検査方法です。
建物診断を受けるメリット
- 安心・安全な生活:建物の状態を把握することで、安心して生活を送ることができます。
- 資産価値の維持、向上:建物の状態を良好に保つことで、資産価値の維持、向上につながります。
- 修繕費用の最適化:必要な修繕を適切な時期に行うことで、修繕費用の無駄を省くことができます。
- 長期的な視点での計画:建物の将来的な計画を立てるための重要な情報を得ることができます。
建物診断を受けるタイミング
- 建物を購入する前:中古物件を購入する前に、建物の状態を把握しておくことは非常に重要です。
- 定期的な点検:建物の寿命を延ばすために、定期的な点検を行うことがおすすめです。
- 大規模修繕の前:大規模修繕を行う前に、建物の状態を詳しく調査することで、必要な修繕箇所や費用を事前に把握することができます。
まとめ
建物診断は、建物の状態を把握し、適切な維持管理を行うために非常に重要であり、専門家の診断を受けることで、安心して建物と長く付き合っていくことができるでしょう。
今後とも【仲介手数料が最大無料】のREDSの伊橋(いはし)を何卒よろしくお願い申し上げます。
※伊橋の直通携帯 080-7564-4410
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