地下鉄ブルーライン2030年延伸! 新百合ヶ丘駅周辺の発展と不動産 | 仲介手数料無料のREDS

こんにちは。不動産売買の仲介手数料が【割引・最大無料】のREDS、宅建士の穗坂一也(ほさか かずや)です。

今回は、横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸、接続が2030年を目標に進められている小田急線『新百合ヶ丘(しんゆりがおか)』駅周辺の住環境、歴史と今後について解説していきます。

新百合ヶ丘駅

(写真はイメージです)

新百合ヶ丘駅の立地

新百合ヶ丘駅は川崎市麻生区に位置する小田急電鉄の駅です。急行、快速急行すべての速達列車の停車駅で、新宿駅へは快速急行で4駅、所要時間20分ほど、急行でも7駅、所要時間30分前後で到着、東京メトロ千代田線とも直通運転をしており、赤坂、霞が関、大手町など都心部へのアクセスも良好な立地です。

かつては朝の通勤通学時間帯の混雑率は大変なものでしたが、1989(平成元)年に始まり平成のほとんど約30年をかけ、2018年度に代々木上原駅~登戸駅間の複々線化事業(東京都の都市計画事業である連続立体交差事業と並行して実施)が完了しました。

これにより列車の増発、各駅停車と急行が別々の線路を走ることができるようになり、混雑緩和、所要時間の短縮が図られました。

新百合ヶ丘駅周辺の歴史

小田急線自体は1927年に新宿駅から小田原駅まで開業していましたが、新百合ヶ丘駅自体は1974(昭和49)年開業と比較的歴史は浅い駅です。多摩ニュータウン方面へ向かう同日開業の小田急多摩線の分岐駅として開業しました。

開業当初の新百合ヶ丘駅周辺は雑木林が広がる自然豊かな丘陵地で、駅前広場への進入路も未整備な状況でした。1977年から始まった土地区画整理事業により、現在のような商業施設や住宅地の整備が始まりました。

1983年度には新百合ヶ丘駅周辺地区が川崎市の新都心として位置づけられ、川崎市北部の行政の中心地としての発展が始まり、1984年度に土地区画整理が完了、駅前商業施設や住宅地の整備が急速に進みました。

1980年代から1990年代にかけ新百合ヶ丘駅周辺には大型商業施設が次々とオープン、新百合ヶ丘オーパや新百合ヶ丘エルミロードなどのショッピングモールが開業し、多くの買い物客でにぎわうようになり、映画館や劇場などの文化施設も充実、地域住民だけでなく、周辺地域からも多くの人々が訪れるようになりました。

新百合ヶ丘は駅前に大型商業施設がありながらも、駅から少し離れると閑静で治安のよい住宅街が広がる人気のエリアとなっています。

横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸

発展を続けている新百合ヶ丘駅周辺ですが、横浜・新横浜方面から北上し横浜市青葉区にある東急田園都市線あざみ野駅につながる横浜市営地下鉄(ブルーライン)がさらに北西に延伸、新百合ヶ丘駅南口に接続する延伸計画が 2019年に横浜市と川崎市より発表されています。

整備延長は約6.5km、中間には3つの新駅を設置、開業目標は2030(令和12)年とされています。また、2020(令和2)年に概略ルート、駅位置が発表されています。これによると新駅が設置される予定地は以下のとおりです。

  • あざみの駅から最も近い延伸1駅目になる新駅は、横浜市青葉区の「嶮山(けんざん)」付近
  • 2駅目の新駅予定地は横浜市青葉区の「すすき野」付近
  • 3駅目の新駅予定地は、川崎市麻布区王禅寺地区の東端にあるスポーツ施設「ヨネッティー王禅寺」付近

現在は上記概略ルート・駅位置を対象とした、環境影響評価手続きの実施に向けた準備が進められているそうです。

横浜市営地下鉄ブルーライン延伸の効果

横浜市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘駅への延伸にはいくつかの効果が期待されています。主な効果を5つ挙げます。

交通利便性の向上

現在、あざみ野から新百合ヶ丘の間は鉄道空白地帯、主な交通手段は路線バスとなっていますが、横浜市北部や川崎市北部、多摩地域から新横浜駅や横浜駅へのアクセスが大幅に改善されます。これにより、通勤・通学の利便性が向上し、地域住民の移動がよりスムーズになります。

鉄道ネットワークの拡充

新百合ヶ丘駅への延伸は、既存の鉄道ネットワークを強化し、広域的な交通利便性を向上させます。特に、新幹線の新横浜駅へのアクセスが向上することで、全国的な移動も便利になります。

地域の活性化

新駅の設置により、駅周辺のまちづくりが進み、商業施設や住宅地の開発が促進されます。これにより、地域全体の経済活動が活発化し、住民の生活環境が向上します。

渋滞緩和

新駅の設置により、バスや自動車に依存していた地域の交通が分散され、道路の渋滞が緩和されることが期待されます。

災害時の代替経路確保

延伸により、災害時の輸送障害発生時における代替経路が確保されます。これにより、緊急時の対応力が強化され、地域の安全性が向上します。

まとめ

このように、横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸は、交通利便性の向上や地域の活性化など、多くの面で地域社会に貢献することが期待されています。これに伴い、新百合ヶ丘駅周辺地域の注目度がますますアップしてくことが想定されます。

豊かな自然が身近で利便性に優れ、今後の発展も見込まれている新百合ヶ丘駅周辺エリアで住まいをお探しの方、住まいのご売却をご検討の方はぜひ、不動産流通システムREDSまでご相談ください。

 

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