家の印象を決める外壁材、サイディングの種類と特徴を解説 | 仲介手数料無料のREDS

REDSエージェント、宅建士の藤ノ木裕です。今回は、家の外観を決める重要な要素のひとつとなるため、戸建てを購入されるときに気になる外壁材について解説します。

外壁材

外壁材の種類について

一般的に、外壁材の種類には、「窯業系」「金属系」「木質系」「樹脂系」「モルタル」「タイル」「ALC」の7つがあります。

外壁材の選び方には、「デザイン性」「機能性」「価格・予算」の3つのポイントがあります。

「デザイン性」については、外壁はもっとも目立つ部分のひとつで、外観の大部分を占めるため、家の印象を大きく左右します。

「機能性」については、外壁は使用する素材によって、機能性が大きく異なります。たとえば、白い壁は遮熱性が高く、夜には街灯の光を反射するので視認性も優れています。

「価格・予算」については、外壁素材は値段も幅広く、種類も豊富なため、目的に沿った素材を適切に選ぶ必要があります。

外壁材でよく目にするもの

現在、街を歩き、目にすることが多い外壁材はサイディングでしょう。サイディングについて解説します。

サイディングが日本で初めて登場したのは1960年代のことです。それ以前は、国内ではモルタル壁が主流でしたが、住宅が洋風・高級志向になるにつれ、サイディングが主流になりました。

サイディングの種類について

サイディングは、「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「木質系サイディング」「樹脂系サイディング」の4つの種類があり、それぞれに特徴があります。

「窯業系サイディング」は、1974年に誕生し、現在では防火外壁材の代名詞のように使われています。デザインが豊富で、耐震性に優れています。

「金属系サイディング」は、1970年代に登場し、耐久性に優れているため、メンテナンスが必要ないことが特長です。

「木質系サイディング」は、自然な風合いがあり、断熱性に優れているため、近年注目されています。

「樹脂系サイディング」は、1980年代に登場し、耐久性に優れ、軽量で施工のしやすさに優れています。

サイディングがよく利用される理由

サイディングがよく利用される理由は、以下のようなメリットがあるためです。

(1)初期費用が安い:サイディングは、他の外壁材に比べて初期費用を安く抑えられます。

(2)工期が短い:サイディングは、一定サイズの板を外壁に貼り付けていく方法で、工期は塗り壁より短いため、工事価格が安くなる可能性が高いです。

(3)デザイン性が高い:サイディングには窯業系、金属系、木質系、樹脂系それぞれに特徴がありデザイン力に変化がつけられます。

(4)防火性が高い:窯業系サイディングと金属系サイディングは防火性能に優れています。

メンテナンスについて

サイディングのメンテナンス周期は、一般的には8~15年程度とされています。ただし、気候条件や使用状況によっても異なるため、定期的に点検することが重要です。塗装や張り替えで美しく保ちます。

サイディングの「再塗装」には、塗料の種類や塗装の厚み、塗装面積、塗装の技術力などによって、費用が異なります。一般的に、塗装の費用は、張り替えに比べて安価で、メンテナンス周期も長くなります。

サイディングの「張り替え」は、古いサイディングを剥がして新しいものに張り替えることで、外壁の劣化を防ぎます。メンテナンス方法によって、メンテナンス周期が異なるため、専門業者に相談することをおすすめします。

「窯業系サイディング」は、耐久性が高く、メンテナンス周期は10~15年程度とされています。一方、「木質系サイディング」は塗装が、剥がれたり、木材に多くの水分が含まれたりした状態で放置していると、外壁の劣化につながります。そのため、こまめなメンテナンスが必要で、メンテナンス費用もかかります。

進化したサイディングについて

近年、サイディングは耐久性やデザイン性が向上し、新しい種類のサイディングが登場しています。例えば、窯業系サイディングの中でも、30年間色あせしにくい保証付きの商品も登場しています。また、金属系サイディングには、サビに強い鋼板を使用した商品があり、耐食性が高く、塗装の必要がないため、メンテナンスが簡単になっています。木質系サイディングにも耐久性が高く、メンテナンスが簡単な商品が登場しています。

以上、外壁として支持が高いサイディングを記載いたしました。是非、街を歩かれる際には外壁に目を向けながら歩いてみてはいかがでしょう。

 

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