REDSエージェント、宅建士の近藤です。
住宅購入の際には、住宅ローンを借りる方がほとんどかと思いますが、ご自分に合った住宅ローンの借入先を見つけるのは時間がかかります。そこで今回は、給与所得者の給与振込口座になっていることが多く、イメージがしやすい各都市銀行の住宅ローンの特徴についてご紹介させていただきます。
各都市銀行の金利一覧
まずは、各都市銀行の金利について、見ていきたいと思います。
●三井住友銀行:適用金利:0.475%~
●三菱UFJ銀行:適用金利:0.345%~
●みずほ銀行:適用金利:0.375%~
●りそな銀行:適用金利:0.370%~
※2023年7月の(優遇)適用金利です。
※上記金利につきましては必ず適用されるというわけではございません。適用される金利や引き下げ幅は、お申込内容や審査結果により決定されます。
都市銀行の場合、審査により基準となる金利からどのぐらい引き下げることができるかで適用金利が決まります。一般的に、引き下げ幅が固定されているネット銀行などとは異なり、審査結果を見てみなければ、適用される金利はわかりません。
各都市銀行の特徴
それでは、各銀行の特徴について、解説させていただきます。
三井住友銀行の特徴
★クロスサポート(連生団体信用生命保険付住宅ローン)
クロスサポートは、連帯債務でお借り入れされるおふたり(※1)のどちらかに万が一のことがあった場合でも、ローン残高が0円となる住宅ローンです。おふたり(※1)のどちらかに万が一のことがあった場合でも、住宅ローンの残高が残りませんので、遺されたご家族の暮らしをしっかりと支えることができます。
(※1 親子、法律婚、事実婚、同性パートナーのいずれも含みます)
例えば、ペアローンの場合おふたりのどちらかに万が一のことがあった場合、団体信用生命保険で保障されるのは、その方が主契約者となる住宅ローンのみとなります。また、クロスサポートを付けない連帯債務型でお借り入れされる場合は、主債務者しか団体信用生命保険に加入することができませんので、連帯債務者に万が一のことがあった場合には、住宅ローンがそのまま残ってしまいます。クロスサポートは、実行金利に0.18%金利上乗せで付帯可能です。
三菱UFJ銀行の特徴
★7大疾病保証付住宅ローンが他より充実しています。
7大疾病保証を適用するためには、金利上乗せ(+0.3%)となりますが、万が一の際に役立ちます。
・ガンと診断された場合⇒告知の段階で住宅ローンの残高が0になる。
※他の金融機関では、適用にあたり、諸条件があることが多いです。
・脳卒中、心筋梗塞と診断された場合⇒入院した時点で残高が0になる。
・4つの生活習慣病⇒就業障害が30日以上続いた場合、月間返済額を1年間補償
※免責期間30日間あります。
※就業不能が1年以上続いた場合は残高が0になります。
★女性向け特典
新たに住宅ローンをお借り入れいただき、ご本人さまより出産前から出産後6カ月以内にお申し出いただくと、お申し出から1年間、適用金利よりさらに年0.2%引き下げが可能となります。
★家電購入特典などの提携サービスが豊富
・家電購入時3%の値引き特典
・引越し料金30%割引の特典
・ホームセキュリティ契約特典
みずほ銀行の特徴
★[住宅ローン利用者専用]子育て応援サービス
特典(1)ライフステージ応援プランおよび返済額増額指定サービスの手数料(1回あたり)5,500円(消費税等を含む)が無料になります。
⇒子育て期間中の収入や支出の変化にあわせて返済額を増減できるサービスを手数料無料でご利用できます。
特典(2)みずほ銀行多目的ローン[住宅ローン利用者専用口]の金利を年率0.1%引き下げ
⇒お子さまの入学・進学、リフォーム、旅行資金など、子育て期間中のさまざまなプランの実現にお役立てください。
※特典(1)(2)のご利用にあたっては20歳未満のお子さまがいることが条件となります。
特典(3)「ライフスタイルサービス」でうれしい特典をご提供
⇒ライフスタイルサービスで日々の生活をサポート!出産・育児、旅行・スポーツクラブなどの商品・サービスを割引価格でご利用いただけます。
りそな銀行の特徴
★女性向け住宅ローン「凛next」
金利の引き下げ幅は審査結果によりますが、基準金利より最大年2.105%引き下げることができます。また、就業不能時あんしん保険付きで、万一ケガや病気で働くことができなくなった場合、住宅ローンの月々の返済を保険でカバーできます。保険料は無料です。
疾病や障害による就業障害が30日間を超えて続いた場合に適用され、最長12カ月補償されます。地震や噴火、またはこれらによる津波を原因としたケガによる就業障害も対象となるのが特徴です。
まとめ
上記でご紹介させていただいたとおり、各銀行には、さまざまな特徴があります。表面的な金利の低さだけを基準に順位付けせず、ご自分のライフスタイルに合った商品や特徴を見つけていただき、住宅ローンの借入先を検討いただければと思います。
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