令和5年3月の首都圏・不動産売買の状況 | 仲介手数料無料のREDS

REDS【株式会社 不動産流通システム】 金谷(カネヤ)です。

 

令和5年3月の首都圏・不動産売買の状況をお知らせさせていただきます。

 

公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の月次速報:サマリーレポート(2023年度3月版)によると、首都圏(1都3県)の前年の同月比はこのような状況となりました。

 

◎中古マンション成約件数

3月度は、各地域で異なる動きとなりました。

首都圏全体ではわずかに増加となり、東京都区部が先月に続き2ケ月連続で前年同月比を上回りました。

埼玉県は2ケ月連続で減少となり、減少幅も先月度の12.8%に続き大きく減少となっております。

どの地域も安定した動きではありませんが、新規登録件数は右肩上がりに増えておりますので、成約件数が増加しない地域については、在庫が増加することになり、今後、価格面に影響を与える要因になる事も考えらえます。

 

◎中古マンション成約単価

2月度に続き、全ての地域で価格の上昇となりました。

全体的な増加幅は縮小したエリアが多いのですが、埼玉県は成約件数は伸びないものの、成約した物件の価格についてはまだ高い価格にて取り引きされている傾向が伺えます。

【成約数減→成約価格高騰】の動きは、既に物件成約の2極化が始まっている事が考えられます。

成約するためにはエリアごとに適正な価格、条件を分析して、売却条件を検討していく事が重要となります。

 

◎中古戸建成約件数

中古戸建の成約件数は、2月に続き全ての地域でマイナスとなりました。

マンションは地域で異なりましたが、戸建てについてはしばらくの間全ての地域にて取引きが減少傾向にあります。

新築戸建ての着工棟数も大きな変化は見られませんので、新築戸建を購入された方々の件数が増えている訳では無いと思われます。

一戸建ての需要自体に変化が出てきているのかもしれません。

しばらく、状況を注視していきたいと思います。

 

◎中古戸建成約単価

中古戸建の成約件数は、多摩地域を除き全て上昇となりました。

2月度は東京都区部のみが減少となっておりましたが、全体的には上昇傾向は変わっておりません。

成約件数が20%以上減少した横浜・川崎市でも、成約価格については10%以上の上昇となりました。

現在、全体の在庫数も増えている中でも、需要がある地域、物件については購入者側も積極的に購入をしている動きが続いております。

しかしながら、大半の物件はこの数年で価格が上昇した中で、少し前と変わらない金額で売出したのもかかわらず、すぐに購入希望者が見つからず、価格を見直す物件も増えてきております。

毎月ご報告させていただいているこのレポートでは、極端な変化は見られませんが、長く続いてきた売り手市場に変化が起こっている様子は見受けられます。

ご所有不動産の現在の市場価値を確認されたい方は、

REDS【株式会社 不動産流通システム】の金谷(カネヤ)まで、お気軽にお問い合わせください。

E-mail:a.kaneya@red-sys.jp

TEL:070-1475-4208

 

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