住宅ローンを繰り上げ返済する方法の一つで、毎月の返済額を変えずに返済期間を短くする方法を期間短縮型と言います。
繰り上げ返済する金銭は元金の返済に充てるが、減額された元金を毎月の返済額を変えないで元利均等で返済すると、返済に要する期間が繰上げ返済前に比べて短くなります。
本来支払い予定であった元本部分の金利を支払わずに済み、総支払額が少なくなるメリットがあります。
この方法による繰上げ返済が「期間短縮型」です。
毎月の返済額が変わらないので負担感は同じですが、負担しなければならない期間は短縮されます。
なお、繰り上げ返済の方法には、期間短縮型のほか、返済期間を変えずに毎月の返済額を減らす返済額軽減型があります。
例えば借入金額3,000万円で返済期間30年、固定金利1.5%、元利均等返済の場合では、毎月の返済額は約10.4万円となります。
100万円を返済額軽減型で繰り上げ返済に充てた場合、毎月の返済額が約10.1万円となり月約3,000円少なくなります。
これから子供の教育費等にお金がかかるから少しでも家計の負担を減らしたい場合、期間を短くするよりも毎月の返済額を減らしたい考え方には、返済額軽減型がおすすめです。
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