こんにちは。
仲介手数料が必ず割引、最大無料の【不動産流通システム】REDSの戸村です。
近代建築の紹介、その12です。
2017年7月にゲストハウス巡りの旅をしました。
埼玉県の秩父から始まって長野県安曇野、松本、軽井沢…。
11月にご紹介した小池煙草店もその時に拝見したものです。
松本城の前に見たのが旧開智学校校舎と旧司祭館です。
本日は旧開智学校校舎のご紹介を。
幕がかかっています。伺った時は修繕中でした。
旧開智学校は、明治6年(1873年)5月6日、筑摩県筑摩郡南深志町一番町(現在の松本市中央2丁目)、女鳥羽川沿いにあった全久院廃寺の建物を利用して開校され、昭和38年(1963年)3月までの90年間続いた、日本で最も古い学校の一つだそうです。
現存する校舎は明治9年(1876年)4月に同所に建築されたもの。
地元の大工棟梁、立石清重(たていしせいじゅう)が請け負って建てられた擬洋風建築です。
擬洋風建築(ぎようふうけんちく)は従来の木造日本建築に西洋建築の特徴的意匠や、時には中国風の要素を混合し建設された建物で、文明開化時によく造られた建築物。稀に残る建物の紹介を所々で見るにつけ、日本の大工さんの技術ってすごいんだなと思います。
以前ハウスメーカーで働いていた時に木造住宅については構造含め勉強させてもらいましたが、今は木造建築もパネル工法が多く、工場から出荷されたものを組み立てていく感じです。色々な意味で良い部分もあり、けれど、繊細な技術とかは廃れていってしまう可能性も高いと思います。
宮大工さんの技術保護や、古い建築物の修繕・改修を国などでバックアップする機関等あれば良いのに、と思います。
経済が衰退した国は観光で収入を得るのが歴史的に見ても多いので、木造建築物への保護とか開発制限などをかけて国を挙げて観光立国にするとか、文化面での充実を考えて良いと思うんですが…まぁそれは別の話。
旧開智学校校舎、石造りでは感じられないぬくもりが良い感じで、こういう学校で学ぶと情緒も豊かになりそうだなぁとしみじみ。
2022年現在、耐震工事中のようです。
令和6年度中の開館を目指しているとのこと。
しかし長野県、どこに行っても良いですね~自然と温泉と建物とご飯とお酒サイコー!笑
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