日銀、YCC変動幅上限を±0.5%へ拡大、事実上の利上げか | 仲介手数料無料のREDS

菅野です。

日銀が事実上の利上げとなる、YCC(イールドカーブ コントロール)の変動幅拡大(±0.25%⇒±0.5%)を行い、市場は案の定な反応となりました。

東証の日経平均は一時800円超の下落、外為市場は1ドル133円台までの急激な円高となり、大混乱の様相です。

イールドカーブ・コントロール(YCC)の見直し/日本銀行(PDF注意)

夕方に日銀の黒田総裁は記者会見で火消しに走り、「金利引き上げではない」などといったようです。

しかし、利上げですよね、これは。

 

日銀の建物の絵

 

年明け早々、住宅ローンは長期固定金利上昇となるでしょうね。

変動金利より固定金利のほうがいい!という方、できるだけ早く住宅ローンを組んだほうがよいでしょう。

実は、住宅ローン金利は「固定金利」のほうが市場の動きに敏感です。

なぜかというと、後で上げられないからです。(当たり前といえばそうですが)

変動金利は、貸している最中にいくらでも(とまでは言わないけど)上げられるので、固定金利よりもゆっくり上がります。

もうあと10日ほどしかありませんが、年内に固定金利でローン実行できた方は幸運かもしれませんね。

 

今後は、どんどん金利が上がっていくかもしれません。

東京オリンピック後に不動産価格の暴落を狙っていた方がもしいたとしたら、ちょっと買うタイミングを逸してしまったかもしれません。

2011年以降は、できるだけ早く買った方が得をする状況が続いています。

金利も上がる、不動産価格も上がる、という状況で、値下がりを待っているのは得策とはいえないでしょう。

 

また、売却に関しては今後、利上げに伴い円高基調となるかもしれず、外国人需要が潮が引くように落ち着いてくることが予想されます。

そして住宅ローン金利が上がり、国内の購入検討者については、同じ収入でも買える価格のレンジが下がっていくことが予想されます。

今年も市況はよかったとは言えない状況ですが、このままだと来年はさらに悪くなるのではないでしょうか。

こんな暗い市況予想をしてしまい恐縮ですが、ご購入もご売却も、REDSを利用して少しでも費用を抑えて取り組んでいただければ幸いです。

 

こちらが昨年12月に今年の市況予想をした記事です。

コロナ風が吹けば、不動産屋が儲かる?2022年の不動産市況はいかに

年末に帳尻合わせのように金利上昇が当たってしまいました。

また在庫減少、投資不動産のだぶつきなど、結構いいこと言っていたかもしれませんね。

ただ、2021年に比べれば、2022年は少し上向きだったように思われます。

 

2022年もご愛顧くださりありがとうございます。

2023年もどうぞ、不動産流通システムREDSをよろしくお願い申し上げます。

 

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