こんにちは。不動産売買の仲介手数料が【無料・割引】のREDSエージェント、宅建士・宅建マイスターの小野田(おのだ)です。
今回のブログでは、お住み替えの際の「売り先行」と「買い先行」について書かせていただきます。
お住み替えの際に「売り先行」と「買い先行」のどちらを選んだ方がいいのかは、お客様の購入動機や資金計画、購入物件と売却物件の不動産市場の状況でケースバイケースとなります。
「売り先行」と「買い先行」それぞれどんなメリット、デメリット、リスクがあるのかをご理解いただき、お住み替えの計画をお考えください。
(写真はイメージです)
「売り先行」の概要とメリット・デメリット
現在お住まいの売却を済ませてから、または売却の目途が立ってから、ご新居を購入されるのを【売り先行】といいます(多くの方が利用される一般的な方法です)。
「売り先行」のメリット
「売り先行」のメリットとしては、大きく以下の2つがあります。
1.売却金額から、購入の予算を考えることができ、安心感がある
「相場の上限で高く売りたい」「多少安くても早期に売りたい」など、ご売却についてはご要望があるかと思いますが、現自宅の売却金額から、購入する物件の予算を逆算できるため、堅実な資金計画が立てやすくなります。
2.時間をかけながらゆっくりと売却活動ができる
「何カ月以内に必ず売らなくてはならない」というようなプレッシャーが少なく、現在の自宅にお住まいになりながら、余裕をもった売却活動が可能です。
「売り先行」のデメリット
「売り先行」のデメリットとしては、以下のものがあります。
1.お引越しと賃貸住宅家賃の各費用がかかる
仮に現自宅を売却したあとで、一度賃貸住宅へお引越ししてから新居をご購入される場合には、賃貸契約に敷金、礼金、仲介手数料、鍵の交換費用など、さまざまな費用が必要となります。
賃貸契約にかかわる予算感としては、家賃の3~5カ月分となります(家賃月額20万円の場合、60万~100万円+お引越し費用が、おおまかな例となります)。
2.売主様お住まい中のため、売却が成約しづらい
「空室」と「居住中」では、「空室」の方が高値・早期にご売却できる可能性が高いといえます。
「空室」のほうはお部屋が広くキレイに見えて、また、買主様のご都合のいいタイミングで内見ができることから、高値・早期で売却できる可能性が高くなります。
3.欲しい物件を買い逃す可能性がある
欲しい物件を見つけても、現自宅の売却の目途が立つまでは、購入に向けて具体的に動けないので、せっかく見つけた欲しい物件を買い逃してしまう可能性があります。
「買い先行」の概要とメリット・デメリット
先に新居を購入して、その後で現在のご自宅の売却を行う方法を【買い先行】といいます。
「買い先行」のメリット
「買い先行」のメリットとしては、以下のものが挙げられます。
1.購入したいと思った物件を、購入したいタイミングで買える
内覧いただいた際、「これは!!」ときたことはありませんか? 個人的にはその直感が最も大事だと思っています。そして、そう思っている買主様は、そのタイミングですでに複数いらっしゃることが多いです。欲しい物件を買い逃さないことが買い先行のメリットです。
2.高値・早期での売却の可能性が高くなる
「空室」と「居住中」では、「空室」の方が高値・早期に売却できる可能性が高いです。「空室」はお部屋が広くキレイに見えて、また、買主様のご都合のいいタイミングで内見ができることから、高値・早期で売却できる可能性が高くなります。
「買い先行」のデメリット
「買い先行」のデメリットは、「売却がうまくいかないリスク」、これに尽きます。
「買い先行」では現自宅の売却金額が未確定な状態で新居の資金計画を立てるため、査定金額が間違っていたり、相場が下がってしまったりなどで、想定していた金額で旧自宅の売却に失敗した場合に、資金計画が崩れてしまい、不足分を自己資金や別途の追加の借入などで手当てする必要が出てきます。
また、ご売却が完了するまでは、売却物件の住宅ローンと、購入物件の住宅ローンのダブルでのお支払いとなってしまいます。
まとめ
ここまで、ご一読いただき、ありがとうございます。売り先行、買い先行についてのお話しは以上となります。
繰り返しとなりますが、お住み替えの際に「売り先行」と「買い先行」のどちらを選んだ方がいいのかは、お客様の購入動機や資金計画、購入物件と売却物件の不動産市場の状況でケースバイケースとなります。
弊社REDSでは、多くのお住み替えご相談についてお手伝いをさせていただいた、経験豊富なエージェントが多数在籍しております。
お客様にとって、「売り先行」と「買い先行」のどちらが良いのか、メリット・デメリット・リスクを総合的に判断して、お客様のベストなお住み替えの方法をご提案させていただきますので、ぜひ、お気軽にご相談ください。お客様からのお問い合わせをお待ちしております。
では、また。
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