こんにちは。
12/17に、アメリカ(FOMC)で利上げが決定されました。
アメリカでは景気が良くなって来たので、「異常な状態(低金利)からの脱却」だそうです。
実に7年に及ぶ「実質0金利政策」の終了です。
世界経済全体にもインパクトを与える様な、滅茶苦茶大きなニュースです。
我々不動産業界にも、当然、大きな影響が出てくる事が予想されます。
良くも悪くも本当に色々な所に影響が出てくると思いますが、
その中でも、おそらく一番多くの方の関心があるのが「住宅ローンの金利」ではないでしょうか。
住宅ローンの金利は、10年物国債の利回りに正の関係で連動します。
アメリカの金利が高くなると、日本国債の利回りも間接的な影響を受けて上昇します。
アメリカは、0.25%の値上げを年に3回から4回予定しているそうなので、年に0.75%?1.00%の利上げの予定です。
どれ位の影響を受けて、どれ位の期間で、どれ位の上昇になるのかは不明ですが、日本国債の利回りの上昇要因で有ることは確かです。
では、日本国債の利回りも、アメリカに連動して順調に上昇してゆくのかと言えば、個人的な予想ですが、「その可能性は低い」と考えています。
もっと正確に言えば、「上昇しても2?3年はかなり緩やかな上昇」になると思います。
と、いうのも日本は「消費税増税」の実施を控えています。
増税もあり、内景気の状況がいま一つはっきりしない状況下で金利が上がっては、国内景気が下を向くのは確実です。
今まで散々税金をつぎ込んだ「アベノミクス」が台無しになってしまいます。
なので、増税の痛みが薄らぎ、国内景気がやや上を向くまでは、日本は日銀と政府が進めてきた「金融緩和」を継続すると思われます。
中国経済の状況や、選挙の状況、タイミングによっては、「2?3年」よりももっと長い間、「かなり緩やかな上昇」が意図的に作られるかも知れません。
一個人の想像なので、全くアテにはなりませんが(というか誰もしないですね…)いずれにしても今後の住宅ローン選びはますますじっくり考える必要がありますね。
コメント