皆様こんにちは。《仲介手数料無料》 REDS株式会社不動産流通システムの渡部親三です。
前回の永井荷風が「秋葉原」とともにその呼称に違和感を持ったもう一つの駅の名前とは―
正解は「高田馬場駅」です。
―「タカダノババ」ではなく、「タカタノババ」―
濁って読ませることに違和感を覚えたようですね。
「断腸亭日乗」大正15年7月12日の記載です。
家電のビックカメラやリポビタンDの大正製薬の本社があることでも知られる「豊島区高田」は、現在は「タカダ」と濁って読みます。
駅ができるまではあの辺りは「タカタ」だったようです。
駅名の呼称に引きずられて地域の名称(読み方)が変更になったようです。
「タカタ」というとエアバッグで問題になった某企業や、甲高い社長の声が印象的なTVショッピングの某企業を思い出すくらいで・・・
駅の力は大きくて、やがて地域の名称も変えてしまう。
そうした例の一つです。
都営の大江戸線の駅には「若松河田」や「清澄白河」といった町名を2つ合体させた名称の駅があります。当初人工的な感じがして違和感を少し感じましたが、個人的にはもう慣れましたね。
こうした名称は調整・妥協の産物なのでしょうが、将来は「若松河田町」や「清澄白河町」などという新町名が誕生するかもしれません。
駅の力はそれだけ巨大です・・・
現在は町名変更の必要性はなさそうですが・・・
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