皆様こんにちは。
不動産売買の 仲介手数料が「無料・割引」の【REDS】の渡部親三です。
先月から売却の依頼を受けていた霞ケ関(官庁街ではありません)の1棟アパート。
この度無事契約が終了しました。
依頼を受けていからちょうど1か月での成約となりました。皆様ありがとうございました。
2室空きがあり満室ではなかったのですが、多数のお問合せをいただき良い条件でのご成約となりました。
郊外でもやはり【駅近】の物件は流動性が高いですね。
東京都内はもちろんですが、都心部へアクセス可能な沿線の各駅にはそれぞれ「商圏」と「需要」があります。
都心部と比較すると規模が小さく相対的に弱いですが、国内全体で見ればかなりのものです。
投資物件に限りませんが、予算の関係で不動産の立地を考えるときは、より需要が強く地価の高い都心部で駅から距離のある物件との比較で、少し駅を「奥」にずらしてでも駅からの距離にはこだわる。
こうした選択肢はあってよいと思います。
【駅近】はやはり強いものです。
価格的に3000万円台で「お求めやすい」・需要の強いグロスだったこと、維持管理状態が良かったこと、近隣に比較できるような物件がなくタイミングがよかったこと、等々が「勝因」として考えられます。相場から見て決して安かったわけではありません。
また、当物件の販売上の特徴としては、地元を中心とした埼玉県内の業者様だけではなく、東京都内や神奈川、千葉の業者様からもお問合せをいただき、反響のエリアがとても広かったことが挙げられます。
囲い込みをせずに、物件を正常に流通させることに主眼を置いた弊社【REDS】の販売手法が活かせたと思います。
買主様はどこに潜んでいるかは分かりません。契約の相手は一人だけなのですから、地元に限定することなく、より広い範囲からお問合せをいただけるような売却活動を心掛けるべきです。
今回は多数のお問合せをいただきましたが、こうした物件をREDSで自社で広告をし、各種不動産検索サイトに掲載していた場合どのような事態になるかお分かりでしょうか?
すでに他社経由で購入の意思表示が届いていても、直接広告を見て自社に問い合わせが来てしまったら・・・
仲介手数料が「両手」になる自社客を優先し、「片手」になってしまう他社のお客様は後回しにされてしまうことでしょう・・・
「両手」か「片手」かが問題であって、個々の買主の条件は後回しです・・・
売主にとってどの買主が有利かという視点は完全に消失してしまいます・・・
今回は最終的に契約の相手を決めるにあたって、「契約金額」・「引渡し時期」・「融資利用の有無」といった諸条件で誰が一番売主様にとって有利かを比較しました。
横並びの中から最後に「土地の測量の必要性」といった付帯条件の差が決め手になり、最も売主様に有利な条件を提示した買主と合意に至りました。
「両手仲介」にこだわる多くの仲介業者はこのような細かい条件の比較はしないものです。
「契約金額」の高低すら関係ありません。
自社の買主と「両手」で仲介することが目的ですから、自社客の申込金額が低く他社客の申込金額が高くても、後者は平然と握りつぶされます。売主には申込みの事実を伏せておけばこうした「操作」は分かりません。
馬鹿馬鹿しい話ですが、不動産取引の現場ではこうしたやり取りが横行しているのは厳然たる事実です。
取引の透明性を高めるために政策レベルで様々な試みがなされていますが、大きな効果を挙げている実感はありません。
少しでも良い方向に変わっていってほしいですね。
売却について悩まれている方は私・渡部親三までご相談ください。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
コメント