マンションのランニングコストから判断できる事 前編【REDSマンション管理士・2級FP津司徳義】 | 仲介手数料無料のREDS

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今回はマンションのランニングコストである管理費・修繕積立金に関する豆知識をマンション管理士としての視点からご説明させていただきます。

 

今回のブログがみなさまのお住まい探しのお役にたてれば幸いです。

 

マンションのランニングコストとしては管理費・修繕積立金がありますよね。

実はとっても重要なことを読み解く要素になっているんです。

 

一般的には管理費6に対して、修繕積立金4くらいの割合でしょうか。

具体的な数字に当てはめると管理費12,000円、修繕積立金8,000円

 

管理費の内訳は

管理人さんの雇用費用

清掃費

日常的な修繕費用

共用部分の固都税

共用部分の電気代

管理会社に対する業務委託料

 

よく目にする物件では8割の物件で管理費が修繕積立金を上回っています。

それはなぜでしょうか?

 

ランニングコストはマンションの購入を考える際に重要な判断材料ですよね。

でも購入時に管理費と修繕積立金の違いを判断する方はほとんどいないと思います。

 

実はここに落とし穴がある場合が散見されます。

 

マンションディベロッパーが新築マンションを販売する場合、ランニングコストは低いほうが売りやすいという事です。

 

一方、管理会社はグループ会社に委託します。

(実は管理会社変えることは非常に簡単なのですが、流されてしまうマンションの管理組合が多いんです)

 

ランニングコストを低くしながら、グループ会社の利益を確保するためには!

 

物件の将来の資産価値の維持に重要な、将来の安心できる暮らしに必要な修繕積立金を低く設定するという手法をとるという事なんです。

 

上記で示した6:4は問題ありません。

 

極端な差がある場合は注意が必要です。

 

将来必要な修繕が十分にできない可能性を考える必要がございます。

 

ただしマンション購入は管理がすべてではありませんし、修繕積立金基金等で十分に賄われている場合もあります。

さらには適切な長期修繕計画を立てている場合もあります。

常にケースバイケースでの判断が重要になります。

 

不動産の購入は適切なアプローチが必要です。

 

アプローチの正しさが、不動産購入の失敗を防ぐカギになると思います。

 

いかがでしょうか?

 

今回のブログがみなさまのお住まい探しのプラスになれば幸いです。

 

次回のブログでは修繕積立金について少し詳しくご説明させていただきます。

 

最後までご精読いただき誠にありがとうございます。

 

 

 

 

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