みなさま、こんにちは
《仲介手数料無料または割引》不動産流通システムの下山聡です。
新型コロナウイルスによる東京アラートが解除されました。
街や駅に人が増え、電車の中は窓は開いているものの、一見すると以前の日常に戻りつつあるように感じます。
それでも、人が集まる場所に行くときは、必ずマスク。
コンビニエンスストアに入るとき、飲食店に入る時も必ずマスク。
家を出る時、マスクを忘れては取りに戻ることが多々ございます。
出来るだけ、三密にならないように、消毒液があれば、できるだけ消毒する毎日です。
在宅勤務、ステイホーム、人々の生活様式は、すでに変わってきております。
私は、正直、マスクを殆どつけない生活をしておりました。
それが今では、マスクをしないと外が歩けません。
マスクを着けたまま、電話することにも、慣れました。
変化は突然やってくるものだと、痛感する日々です。
不動産業界もここ10年程でかなりの変化をしております。
一番の変化は、不動産を購入を考えている人ならば、一度は耳にしたことがある言葉
未公開物件
この言葉がもつ意味が一番変化しました。
未公開物件と聞くとどのような物件を想像するでしょうか?
他の人が知らない、広くて、日当たりが良くて、駅から近くて、そして安い、プレミア感のある物件をイメージしませんか?
本当は、不動産業者が買ってもよい位値打ちがあるけど、あなただけの為に特別に用意された物件。
そんなイメージではないでしょうか。
安心してください。
そんな物件は存在しません。
一昔前は、
未公開物件=公開しなくても売れる良い物件
確かに存在していた物件(数式)です。
以前は、不動産を購入するためには、まず、不動産会社へ直接足を運ばなければ、情報を手にいれることができない時代でした。
その地域で不動産を探している人は、その地域の地域密着の地場の不動産会社に足を運び、物件を紹介してもらっていました。
地主様も顔見知りの地域密着の地場の不動産会社へ売却を依頼します。
その地域の情報の発信源は、常に地域密着の地場の不動産会社です。
その地域の物件情報は、その不動産会社に足を運んでいただいたお客様にのみ公開されます。
地域密着の地場の不動産会社は、外に情報を出すことなく、地主様から安く不動産を購入、もしくは預かり、自社に来てくれたお客様へ紹介いたします。
この流れが、未公開物件=公開しなくても売れる良い物件の答えです。
今はどうでしょう?
インターネットの普及により、現在は、不動産を探す人が自分で物件を探せる時代です。
一番の功労者は、SUUMOだと思います。
2009年にSUUMOにブランド統合
2010年にスマートフォン版SUUMOがスタートしました。
テレビCM等で認知度を広め、だれでも簡単に物件を検索できる時代の始まりです。
私も含め当初は、「不動産の情報を一番持っているのは不動産会社だ」と云うプライドを持っておりました。
たかがインターネット、今までの地主様とのお付き合い、この地域を探している人は、この地域密着の不動産会社に足を運ぶと思っておりました。
されどインターネット、されどスマートフォン、不動産業界全体がいつのまにか変化していきました。
不動産を自分で探すことができるとどうなるか?
・不動産会社に足を運ばなくても、間取り等の情報を見ることができる。
・不動産会社に足を運ばなくても、その地域の相場がわかる。
・不動産会社に案内されなくても、物件を特定できる。
地主様も周囲の相場を知ることで、できるだけ高く売りたくなる。
不動産を探している人は、ネットで不動産を探して、情報を得られるため、不動産会社へ足を運ばなくなる。
足を運んでもらえない不動産会社は、SUUMO等のポータルサイトへ物件を載せる。
SUUMO等のポータルサイトを見て、お客様が不動産会社へ足を運んでくれる。
つまり、物件を公開しないとお客様がきてくれない時代になっております。
今は、
未公開物件 = 売ってない物件
それでも、未公開物件と云う言葉は人を惹きつけます。
未公開物件多数!!
この文字につられないように、気をつけてください。
不動産業者に物件を未公開にするメリットはございません。
お客様を囲い込むために、レインズ登録をしておらず、他社が取り扱いができない場合もございますが、未公開とはニュアンスが異なります。
囲い込むために、レインズ登録していなくても、何カ月も申込が入っているといって、ご案内をさせて貰えない物件でも、SUUMO等のポータルサイトには、公開されている筈です。
今は、
未公開物件 = 売ってない物件
大切なことなので、2回言いました。
皆様の家探しの参考にしていただけますと幸いです。
それでは、またお会いしましょう。
不動産流通システムの下山でした。
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