街路樹は、赤や黄色に色づいていきましたが、何となく天気が悪く
釣になかなか行けないREDSの坂爪です。
今回は、勘違いが多い「瑕疵保険の加入」と「インスペクション
(住宅診断)」特に需要の多い中古戸建についてです。
不動産売買の重要事項説明書にも「住宅診断」の結果の有無の記載
が義務付けられ、お客様からも質問を頂く事が多くなりましたが、
意外と勘違いが多いのが
ホームインスペクション実施=瑕疵保険への加入可
と言う認識。
間違いでは無いのですが、受託診断士の資格を持つ私からもう少
し説明いたしますと。
【既存住宅瑕疵保険】
①瑕疵保険に加入するための物件調査・・・費用発生
②調査結果に基づく補修・・・費用発生
③補修が適切になされたかの検査・・・費用発生
④保険への加入・・・費用発生
【ホームインスペクション】
①単純に、建物の調査(設備の劣化なども含む)・・・費用発生
そうなんです「ホームインスペクション」は単純に、建物の不具合
や劣化状況を調べて、売主様・買主様の間で事実関係を共有する為
また、買主様に於いては将来の維持費用やリフォーム内容を検討する
資料としての検査であり、結果につき保証や保険が付くものではあり
ません。
以上の様に説明しますと、「瑕疵保険」の方が良いのでは無いか?
と思われると思いますが・・・
実は、検査項目自体は
「ホームインスペクション」>「瑕疵保険の検査」
で瑕疵保険加入の為の検査は、主要構造部分や雨水等の侵入を防ぐ
部分等に限られ、設備の劣化状況の調査などは含まれません。
あくまでも、保険の対象となる部分の調査と言う訳です。
そこで私がお勧めするのが、
「ホームインスペクション(瑕疵保険対象か所の調査付き)」です。
設備などの劣化状況も調査してもらえて、尚且つ検査結果次第では
瑕疵保険の加入も検討可能。
保険の加入の為には、調査の結果是正や補修条件が付いた部分に
ついて、是正・補修の費用が別途発生しますし、補修後の再検査
保険加入費用も別途発生いたしますが・・・・
先ずは
①ホームインスペクション(瑕疵保険対象か所の調査付き)
ここから先は、買主様と実施や費用負担について相談して決定
②調査結果に基づく補修・・・費用発生
③補修が適切になされたかの検査・・・費用発生
④保険への加入・・・費用発生
●③④は金額が予め解りますが、②の是正補修は場合により膨大
な費用が発生する場合もあります。
と言うのが私のお勧めの利用方法。
既存住宅の瑕疵保険加入は、買主様に於いては税制上のメリット
買主様のメリットは付加価値として売主様に於いてもメリットに
なりますし、後から瑕疵担保責任の負担を軽減できる等、お互い
にとってメリットが多い制度です。
制度の利用は、取り合う会社により個人では依頼が出来ない場合
も御座います。
売主様・買主様、どちらの立場でも、「既存住宅瑕疵保険」や
「ホームインスペクション」をご検討中の方、REDS坂爪まで
ご相談ください。
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