皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。
先日早期にスピード契約となった港区赤坂二丁目のマンション【プリヴェール赤坂】。
この度残代金決済の手続が完了し、無事にお引渡しの手続が完了しました。
【残代金決済】(業界では通常「決済」と呼ばれます)は物件のお引渡しの手続です。
「残代金=残りの代金」という意味です。
不動産売買では(例外はありますが)売買契約時に「手付金」を支払います。
売買金額の5%程度のことが多いです。
この手付金は売買代金それ自体ではないのですが、契約書において「売買代金の一部に充当される」ため、代金の一部を支払っていることと同様の意味があります。
残りの代金が「残代金」で、契約書で定められた残代金支払日までに売主様にお支払いします。
残代金の支払いと引換えに売主様は物件の鍵を引渡し、登記識別情報通知(権利証)など所有権移転登記に必要なものを司法書士に渡します。残代金の支払い時には固定資産税・都市計画税の日割清算、マンションの場合は管理費や修繕積立金の日割清算を行い、契約条件の確認(滞納管理費がある場合の清算等)なども同時に行います。お金を支払ったのに所有権が移転できないとか、鍵を引渡したのにお金が支払われないといった事態は絶対に避けなければならないので、事前に司法書士の先生に協力してもらい、ローンの利用がある場合には銀行とも打合せをしておき、間違いがないように慎重に手続きを進めます。
営業活動の中では残代金決済は失敗が許されず緊張感がある手続です。
時折ハプニングが発生しますが(「売主様が権利証を忘れた」「違う物件の鍵を持ってきてしまった」etc.)、通常は問題が生じることはありません(生じると問題です)。
ただ問題が生じないと思って望むと失敗やミスが生じかねないのでやはり緊張感はありますね。
無事に終わって安堵しました。売主様買主様誠におめでとうございます。
性質上、残代金決済は月の後半、月末にかけて集中することが多く本日もこれから別の物件の決済があります。
月末は売買契約も集中しがちで、売買仲介の世界は御多分に漏れず月末が忙しい業界です。
ミスがないようにしっかり集中してのぞんでいきたいと思います。
渡部
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