皆様こんにちは。REDS不動産流通システムの渡部です。
暑い日が続きますね?
昨年に引き続いて炎天下の中マスクを外せない日々が続きます。
昨年も大変でしたが、この様子だといったいつになったらマスクを外せる日々が訪れることやら・・・。
それにしても「夏」はこんなに暑かったですかね?
子供の頃は一日中真っ黒に日焼けするまで外で遊べましたが、最近の暑さは異常!もう無理なのではないでしょうか・・・。
気候変動、地球温暖化関連はニュースにならない日はないほど世界的な問題になっていますが、明らかに昔より暑い!
何かが狂ってきていると感じざるを得ないですね。
大学生の頃、一般教養の授業だったと思いますが、講義で先生に「世界中で夏がなくなった時代がある。」と聞いて凄いなと思ったことがありました。
その時代とは1816年(~1817年)。今から200年ちょっと前。日本では「化政文化」の時代ですね。
インドネシアのタンボラ山の爆発的噴火により世界は火山灰に覆われ、夏のアメリカで湖が凍り、カナダでは雪が降り、ライン川や長江は大雨で記録的な大洪水・・・。
日本にも影響はあったようですが北米や欧州、中国(清)やインドで飢饉や洪水などの甚大な被害をもたらしたそうです。
ナポレオン・ボナパルトの最後の戦い「ワーテルローの戦い」でナポレオンの軍隊が敗北に至った原因の一つにこの夏の不在(大雨)を上げる方もいるとか。長い地球の歴史でも代表的な「自然による気候変動」とされるこの異常気象は、
【夏のない年(Year Without a Summer )】
と呼ばれていて、はじめてこの言葉を知った学生時代には非常にインパクトがありました。
~【夏のない年 Year Without a Summer 】~
記録の残る中で人類が経験した最大の噴火とされるインドネシア・タンボラ山の大噴火。
前年の5月のインドネシアの島での噴火が翌年、翌々年の世界中の天候に影響を与え、世界中で凶作と大洪水を巻き起こし、「夏」がなくなる。
火山のパワーは本当に恐るべきもので圧倒的です。
「イタリアでは一年を通じて(火山灰が混じった)赤い雪が降った」などという話を聞くともう何が何だか・・・。
日本からでさえ滅茶苦茶遠い場所の山なのに・・・。
そんな時代が世界にあったのですね。
悲劇的な被害をもたらした世界的な自然災害ですが、最近のあまりの暑さでそういえば「夏のない年」があったんだったな、と思い出しました。あらためて関連することを調べてみていくと、「気候」というものが世界・歴史に与える影響を感じざる得ません。
今年は(今年も)外に思うように出られません。
夏季休暇になりますが、家で地球温暖化や気候変動に関する本でも読んで静かに過ごしたいと思います。こうしたテーマについては寒い時期よりもこの暑さの中で読んだ方がリアリティを感じられると思います。
ある意味で殺人的な暑さです。
コロナももちろんですが、熱中症には十分気を付けて静かな夏を過ごしましょう!
渡部
コメント