こんにちは。
不動産流通システム【REDS】の堀茂勝です。
娘が書店で「言いかえ図鑑」という書籍を買ってきていて、家族の本棚に並べていました。
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3801-9
手に取ってみると、書籍の帯には、『「これって、失礼?」「イラっとさせてる?」「もしかして、地雷踏んだ?」「141シーンを徹底解説!」・・・「言い方」で損をしないための本。』と、ちょっと興味をそそります。
「ふ~ん。これが先日、朝のTV番組で取り上げていた本かぁ。」
ぺらぺらめくりながら走り読みしてみると、自分でも、「もう少し上手な言い方がなかったかな」と反省したことや、「口は災いの元」で誤解を生んでしまったことなどを思い返しながら、本に引き込まれてしまって止まらなくなり、あっという間に読み切ってしまいました。
たとえば、No.28のページ。
×よけいなひと言…「つまらないものですが」
〇好かれるひと言…「気持ちばかりですが」
謙遜のつもりで「粗品ですが」「お口汚しですが」などと常套句でつい使ってしまっていました。
しかし、こう言いながらも「喜ぶ顔を思い浮かべながら時間をかけて用意したお土産だから、決して『つまらないもの』じゃあないのになぁ。」と、いままでこの言い廻しを使っていて違和感を感じていました。
まさに目からウロコ。
「気持ちばかりの品ではありますが、召し上がってみてください。」
「お口に合うかどうかわかりませんが、私がすごく美味しく感じたお菓子をお持ちしました。」
以前、こんな風な言い回しでお土産を渡されたことが、そういえば私にも確かにあった気もします。
相手の気持ちが伝わって、こちらも、すごく嬉しい気持ちになりました。
しかし、自分が言うときには、いつも癖づいてしまっている「つまらないものですが・・・」などと、
口ばかりの謙遜の言葉。
この本によると、
「コミュニケーションの基本は、ネガティブな言葉を使わないこと。」
「謙遜や謙虚を重んじる、日本人の控えめな態度が求められる場面もあります。
けれども、度が過ぎるとかえって相手を不快にさせることになるので、注意してください。」
とのことです。
確かに、まだ人間関係が希薄な方から「粗品ですが」と手土産を渡されても、なにか事務的で物を頂いた嬉しさを感じにくく、「謙虚」さとは感じにくい気もします。
この本を手に取ってみて、この歳になって、娘に教えられた気がしました。
(ちょっと気恥ずかしくもありますが。)
あらためて、自分の言い回し方に気を付けてみようと思いました。
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