こんにちは。
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近代建築の紹介、その18です。
今回は伺ったことがある方も多いだろう旧古河庭園と大谷美術館です。
本館建物と西洋庭園はジョサイア・コンドルが設計、1917年(大正6年)5月に竣工。
洋風庭園に続く池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の日本庭園は植治の名で知られる京都の庭師、小川治兵衛(おがわじへえ)が作庭したそうです。1919年(大正8年)完成。
建物も庭園も竣工当時の姿を保存しているそうで、国の名勝に指定されている文化財です。
外観はスコティッシュ・バロニアル様式を目指した、とのことで、スコットランドの山荘風です。
実はこの洋館。さらりと書きましたが「大谷美術館」です。
庭園は国の所有で、現在は東京都に貸し付けています。東京都はお庭と付属物を庭園化して公開しましたが、洋館は戦後の財閥解体で払下げされ係争があったようです。
ホテルニューオータニで有名な大谷米太郎がこの建物を修繕して公開する構想をしていたようですね。彼の死後10年以上の時を経た1982年(昭和57年)に東京都名勝の指定を受けると、それから1989年(平成元年)まで7年をかけた修復工事が行われ、現在の状態まで復元されたとのこと。
お庭の方が公開されていても建物は修復されず放置された30年間は「お化け屋敷」と呼ばれた期間もあったようで、侵入者が焚火をした跡まであった時もあるようです。
うーん、なんか意外です。
訪問時は経験できなかったのですが、洋館で喫茶も楽しめるので、次回訪問時には必ず…!と野望を燃やしています。笑 館内見学はしたのですが、写真撮影禁止で写真がないのです。。赤坂離宮といい、どうして?! …と、思ってしまいます。
こちらは庭園内の茶室です。
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