不動産を購入しましたら、「登記」が必要となります。
不動産の登記には、所有者の氏名・住所が登録されますが、その際の住所を新住所で行うか旧住所で行うかがポイントです。
「新住所登記」とは、「引越先」の住所で登記することとなり、
実際に引越は済んでいないが、住民票を引越先へ移転してしまい、新しい住所で登記手続きを行うことを言います。
「旧住所登記」とは、「現在お住まい」の住所で登記することとなります。
一般的なスキームとしては、「旧住所登記」となりますが、上記の手続きを引越前に行うことで、「新住所登記」を行う方が多くいらっしゃいます。
「新住所登記」の最大のメリットは、将来、不動産を売却する際に行う「住所変更登記」の費用(約1万円~2万円)を節約できることとなります。
不動産登記の住所変更には法的拘束力はありませんので、住所変更せず放置しても、なんら罰則はありませんが、売却を行う際には必ず住所変更が必要です。
※なお住所変更登記は、ご自分で手続きを行うことが可能でございます。その場合の登録免許税は、不動産1つにつき1000円となります。
「新住所登記」のデメリットとしては、事前に住所変更を行うなど手間がかかること、また郵便物が入居前の引越先へ届くことがあることです。
また、引越後ではなく、引越前に住所を変更する訳ですから、実は「法律違反」でもあります。
旧住所登記、新住所登記については、各々メリット・デメリットがありますので、
事前にご相談の上、決定させていただければと存じます。
どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。
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