【仲介手数料最大無料】のREDSエージェント、宅建士の小田俊介(おだ しゅんすけ)です。今回は「内見する際のポイント(室内編)」について書かせていただきます。
不動産購入にあたり、現地確認は欠かせない要素ですよね。でも実際に現地に来たはいいものの、何に注意すればいいのか分からない、感覚で内見してしまっている、ということはよくあることと思います。本ブログでは、そのような方向けにポイントをお伝えできればと存じます(メモ、スクリーンショットで内見時みていただくことを推奨いたします)。
室内を内見する際チェックするべき14のポイント
不動産の内見で訪問したときは、以下の14のポイントを忘れずに確認しましょう。それぞれ解説します。
1.お部屋の広さ・間取り・形状
内見時に室内でまずチェックすべきなのが、お部屋の広さや形です。実は、ここが入居後に最もイメージと違うと感じるポイントだからです。
置きたい家具の種類と大きさは、事前に調べておきましょう。お部屋の採寸は、部屋の大きさを測るのではなく家具をどう置くか考えながら図るといいでしょう。
2.防音性
防音性は、快適な生活を送る上で重要な要素のひとつです。部屋の真ん中で手を叩いて、音が返ってこないと防音性が低いと判断できます。
隣室への防音性を確認するには、壁を叩いてみて確認します。硬くて中身の詰まったような音がすると、防音性の高いコンクリート壁と判断してもいいでしょう。
3.傷や汚れ
中古物件は、入居者が付けた傷や汚れが残っていないか確認しましょう。
中古不動産は基本的に現況渡しです。どこに不具合があるかも理解したうえで商談を進めましょう。ご契約後に傷や汚れ・不具合を発見、もしくは知っても取り返しがつきませんので、がっかりして終わることになってしまいます。内見時に仲介会社にヒアリングしておくことも手段のひとつです。
4.携帯電話の電波状況
内見中は、スマートフォンのアンテナを適度にチェックしましょう。建物の周囲を高層マンションに囲まれていたり、地下のお部屋だったりすると電波が入りにくいことがあります。
自宅で仕事の電話をする可能性の高い人や、Wi-Fiを設置しない人はお部屋の隅々まで電波を確認するのがおすすめです。また、ご希望のプロバイダーがあれば導入可能かどうかも確認しておきたいところです。
5.コンセントの位置
コンセントの位置や数は、生活していく上で重要なのでしっかり確認するようにしましょう。持ち込みする家電の設置場所と照らし合わせながら確認すると、失敗しにくいでしょう。
6.エアコンについて
内見時にエアコンがついていた場合でも、引き渡し前に売主様が撤去してしまうこともあります。ご契約前に置いておいてもらえるかの交渉もしたほうがいいでしょう。
エアコンの製造年月日も電気代につながるため確認しておきましょう。古いもので不要であれば撤去してもらえるのかも確認しておいたほうが賢明です。製造年月日はエアコンの下面に貼られているシールで確認できます。
新しいエアコンですと、冷暖房効率がよく。稼働音も小さく、電気代も控えめです。
7.照明器具について
お部屋に照明器具が付いているのか、また不具合がないかどうかも確認しましょう。付いていない場合や不具合があった場合は、入居日までに準備しておく必要があるからです。
照明器具が備え付けられていても、前の入居者が残していった、残置物のケースがあります。入居後に故障しても交換や修理はしてもらえないので、内見時に不動産会社の担当者に確認しておきましょう。
8.収納関係
クローゼットが広いほど、室内に収納家具を置かずに済みます。服だけでなく、こたつや羽毛布団など、時期によって不要なものをしまえるかどうかを念頭に入れましょう。
扉のレールが壊れていたり、汚れがたまっていたりすると開閉しづらくなります。スムーズに動かないようであれば、修繕費用がかかることも念頭に入れておいたほうがよいでしょう。
9.玄関や廊下の広さ
玄関周辺を内見するときに確認するポイントは、玄関や廊下の広さです。重要なのが廊下や玄関の幅。約70cmあれば一般的な家具家電の搬入は問題ないでしょう。
子どもがいる家庭は、ベビーカーが玄関に入るかどうかを確認してください。外廊下の幅によっては、普段の使用が困難になる可能性があります。
10.キッチン
キッチンでは、コンロが2口以上あるか、フライパンを洗えるほどシンクが広いか、まな板を置くスペースがあるかをチェックしてください。
換気扇も動かしてみて、空気を吸いだしているかを確認しましょう。不具合があると、部屋の中に臭いがこもってしまう原因になります。
11.トイレ
トイレを確認するときは、温水洗浄便座が付いているか確認してください。事前に確認した物件情報とは違って、実際についているものが違う可能性があるからです。
トイレの室内に、物が置ける棚や突っ張り棒を張れるスペースを見てください。入室した時に異臭がした時は、同行した不動産会社の担当者に伝えてください。
12.日当たり
日当たりを確認する時は、10~14時までの明るい時間帯に内見するようにしましょう。開口部からの眺望に高い建物があるか、方角がどちら向きなのかが大事なポイントです。日当たりがよいとされる南向きのお部屋でも、目の前に高い建物があると日が差しません。お部屋が縦に長い間取りの場合は、奥の方まで日が入るかを見てください。
13.風通し
カビやダニを発生させないためには、風通しの良さが重要です。窓がひとつしかないお部屋であれば、窓から換気扇や玄関まで直線になっているかを意識してください。
建て付けが悪く、網戸が完全に閉まらないことがあります。多少の傾きなら、ドライバーで直せますが入居前なら業者に伝えて修理してもらってください。
14.バルコニー
実際にベランダに出て、使い勝手や防犯性を確かめましょう。洗濯物が干せるか、侵入経路がないかを重点的にチェックしてください。
近くに電信柱があると、上階でも侵入されるケースがあります。ベランダに飛び移れそうなところがある場合は、避けたほうがいいでしょう。
まとめ
以上、室内の内見チェックポイントを解説しました。ただ、これは最低限の確認ポイントです。不動産会社の担当者しだいで説明が不十分であることも多々ありますので、自衛の意味でも把握されておくことをお勧めいたします。
弊社REDSでは室内の内見時に物件の特徴を余さずご説明いたします。他社様で内見済みの場合でも一度『小田』までご連絡いただけましたら対応させていただきますので、お気軽にお声がけくださいませ。
ここまでご覧いただきありがとうございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。
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