初めてのマイホーム、買い時はいつ? ズバリ〝正解〟があります | 仲介手数料無料のREDS

REDSエージェント、宅建士・宅建マイスターの菅原秀泰です。

昔から「夢のマイホーム」といいますが、「いつかは持ち家を。。。」とお考えの方が多いことと思います。では、マイホームはいつ買うのがいいのでしょうか。

マイホーム

(写真はイメージです)

住まい選びに正解はないけど……

この問題を難しくしている一番の原因は、住まい選びには正解がないことです。資金が潤沢で、老後の心配もないのであれば、生涯賃貸という選択肢も正解だと思います。

しかし、一般的には同じようなスペックのマンションで、例えば築20年の70㎡・3LDKとしたら、家賃を払うよりも、購入して住宅ローンを返済するほうが、出費を低く抑えることができるのはご理解いただけると思います。また、賃貸と持ち家の大きな違いのひとつに「売却して現金に換えることができる」という点があります。

買うことができる状況であれば、家賃を払い続けるよりも、早くマイホームを購入することに越したことはありません。

不動産購入につきまとう不安、それは価値の変動

しかしながら、結婚や出産、預貯金の状況、お子様の進学など、それぞれのライフステージの変化によっても、いつ買うのがいいのか、迷ってしまいますよね。

特にマイホームは人生の中でも数回しか経験しない大きな買い物ですから、買うことに対する不安もありますよね。

その不安のひとつが、不動産には相場があり、価値が上がったり、下がったりすることです。せっかく買った「夢のマイホーム」の価値が下がったら損をするのではないかと心配になり、購入に二の足を踏むってこともありますよね。

2024年の不動産相場の動向は、依然と上昇傾向が続いています。

ここで、レインズ(東日本不動産流通機構)が毎月発表している首都圏中古マンションの成約坪単価と日経平均株価の月末値の2001年4月からの推移をグラフで見てみましょう。

首都圏中古マンションの成約坪単価と日経平均株価の推移

不動産相場は日経平均株価のトレンドとシンクロしているのがおわかりいただけると思います。また、不動産相場の上下は株価の変動ほどは大きくないことも見て取れます。

リーマンショック、東日本大震災、コロナショックで下がった局面もありましたが、長期的にみると不動産相場は上がり続けています。不動産相場の視点から見ると、このトレンドが続くのであれば、早く買ったほうが得だということになります。

東京オリンピック開催前には、東京オリンピック後に不動産価格が暴落すると予想した記事をよく見ましたが、実際は上がり続けていますので、多くの専門家の予想がはずれた結果になったわけです。

住宅ローン金利の変動も不安要因

また、多くのお客様は住宅ローンを利用してマイホームを購入されます。気になるのは金利の動向です。住宅ローン金利も借りた後に上がったらどうしようと、不安になるのではないでしょうか。

先ほどのグラフと同様に、2001年4月からの金利動向の推移を日経平均株価(月末値)と合わせて見てみましょう。

金利動向の推移

ご覧のように変動金利はあまり変動していなかったのですが、ずっと優遇金利が大きくなっていき、最近は実質金利が0.5%を下回るような動向が続いていました。

2024年10月には2009年以来変動していなかった多くの銀行の変動金利の店頭金利が上がりましたが、まだまだ低金利であることに違いはなく、買いやすい状況にあることは変わりありません。

結論、マイホームの買い時はライフステージの変化に合わせる

マイホームはいつが買い時かは、相場や金利の動向を気にするよりも、それぞれのライフステージの変化に合わせて買うタイミングを見極めるのがよいでしょう。

結婚、出産、お子様の進学など、そのときどきで住まいに求める立地や広さやクオリティなども変化してくると思います。現在の住まいに対する不満が大きくなってきたとき、それが住み替えのタイミングです。住み替えは、現在の住まいに対する不満の一番の解決策になるはずです。

例えば、家族の通勤や通学に不便だったり、お子様の成長に伴いもう一部屋必要になってきたりしたなどの立地や広さに対する不満は、住み替える以外の解決策はないのです。

そのときに、賃貸にするのか、購入するのか、貯金はどのくらいあるか、住宅ローンはいくら組めるのか、毎月の返済額はいくらになるのか、などなど、いろいろとお考えになると思います。

どこに住むか、どれくらいの広さが必要か、マンションか戸建てか、予算は、などなど、正解は一人ひとり違いますし、ライフステージによっても変化するものです。

また、住まい選びの条件の中でも、優先順位がそれぞれ違います。住むエリアの優先順位が高いのか、広さが優先なのか、広さよりも築年数なのか、これも正解が人それぞれです。

つまり、買いたいと思ったときが買い時

購入を判断するのには、いろいろとシミュレーションをして、考えなくてはならないことが多いのですが、住宅ローンが組めるなどの買える状況であるのであれば、家賃を払うよりも、早く買うに越したことはありません。

買いたいと思ったときが、あなたの買い時です。

自分にとっての正解が何なのか、自分自身でもわからないこともありますし、家族間でも正解が違う場合があります。購入後に、ライフステージの変化があり、住み替える必要性が出てきた場合にはマイホームの売却という局面になることも考えられます。

あなたにとっての今の正解が何なのか、マイホームを購入するのであれば将来の売却が可能な物件なのか、あなたと一緒に考えます。

あなたの正解探しをお手伝いいたします。お気軽にご相談ください。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

 

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