土地の分筆登記や地積変更で必要な地積測量図について解説 | 仲介手数料無料のREDS

こんにちは。不動産流通システム、REDSエージェント、宅建士の鈴木朋子です。
毎日暑い日が続いていますがお元気でお過ごしでしょうか。

今回は地積測量図についてご説明いたします。

地積測量図

(写真はイメージです)

「地積測量図」とは

地積測量図とは、土地の面積や形状、隣接地との位置関係、境界標、求積方法などが記載された公的な図面です。

この図面は、土地の登記申請時に法務局に提出され、土地の面積の根拠として使用されます。

地積測量図に含まれる情報と取得方法

地積測量図には主に以下の情報が含まれています。

  1. 土地の所在地番
  2. 土地の形状
  3. 隣地との位置関係
  4. 境界標
  5. 土地の面積および求積方法
  6. 測量した年月日

地積測量図は、土地の分筆登記、地積変更または地積更正登記の申請時に必要となります。また、作成された時期によって、三斜法、任意座標、世界測地系の座標によるものなど、異なるタイプが存在します。

地積測量図は、法務局で直接取得したりインターネットや郵送で取得したりできます。

地積測量図は、土地の境界や面積を正確に知るために重要な書類であり、不動産取引や建築計画を進める際には、この図面を確認することが推奨されます。

地積測量図は土地を売買するときに必要

土地を売買する際には、その土地の面積が正確にわかるだけでなく、境界がはっきりとしている地積測量図が必要になります。境界があやふやだと、後々トラブルが発生する可能性があるからです。

もし地積測量図がない場合は、土地の売主の責任で地積測量図を作成することになります。地積測量図にせよ確定測量図にせよ、測量された時期が古い場合、買主によっては新しい地積測量図を求められることもあります。

測量方法が簡易だった昔の測量図は、現在の技術で改めて測量するとズレているケースもよくあるからです。特に土地の価格が高いエリアであれば、わずか数mmの違いが、時に1,000万円単位の価格差を生むこともあります。

新たに測量し直して登記する場合は「地積更正登記(登記簿の面積を正しい面積に訂正すること)」が必要になります。

確定測量図や現況測量図との違い

地積測量図と似た言葉に「確定測量図(確定実測図)」と「現況測量図」があります。

・確定測量図(確定実測図):地積測量図と同様、隣接地の所有者の了解のもと境界を決め、それに基づいて測量した測量図。記載されている内容は地積測量図とほぼ同じ。

・現況測量図:境界について隣接地の所有者の了解を取らずに測量した図面のこと。図面にはどこにブロック塀があり、水路があり……といったことが記載。

確定測量図(確定実測図)は地積測量図と同様、境界がはっきりと決まっています。土地の売買にも使えます。違いは地積測量図が誰もが法務局で入手できる公的な図面であるのに対し、確定測量図は土地の所有者が土地家屋調査士に依頼して作成してもらう測量図なので、土地の所有者しか持っていないことです。

一方、現況測量図は、隣接地との境界について隣接地の所有者の了解を取っていませんので、極端な話、土地の所有者が「おそらく境界はここだろう」という推測をもとに土地家屋調査士に依頼して作成した測量図です。

地積測量図がない場合は土地家屋調査士に依頼

実は、すべての土地に地積測量図があるわけではありません。

実際「ウチの地積測量図がない!」というご相談は私たちにも多く寄せられています。しかし、ないのは当たり前なのです。

なぜなら、地積測量図は土地の売買や分筆などが必要になったときに初めて申請して添付する図面です。分筆などの必要性がないなら、わざわざお金をかけて作成しないものです。

では、地積測量図はないけれど、土地を売る必要が生じた場合はどうすればいいのでしょう。

最寄りの土地家屋調査士に依頼してください。土地家屋調査士とは登記のための地積測量図を作成することができる国家資格者です。

不動産の登記制度を円滑に機能させ、国民の権利の明確化に寄与することを目的としてつくられた、不動産の表示に関する登記についての専門家です。

最後に

不動産をお探しの方!! 内覧希望を出す前にご連絡お待ちしております。

仲介手数料、お安くご紹介できます。まずはREDS不動産流通システムにお問い合わせください!!

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本当に毎日暑い日が続いております。お体ご自愛いただき、お過ごしください。

 

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