REDSエージェント、宅建士・宅建マイスターの渡部です。
2023年3月度の住宅金融支援機構の【フラット35】の金利が発表されました。
年度末最後の月の金利はどうなったでしょうか?
3月度は利用の多い「借入期間21年以上35年以下、融資率9割以下、団信付帯」の場合、最低金利は【1.96%】となりました。
先月との比較ですと1.88%→1.96%で0.08%上がりました。5カ月連続の上昇です。
先月の一気に+0.2%よりは控えめですが、+0.08%はかなり大きな上昇幅です。
いよいよ2%台が見えてきました。
ちなみに同じ「借入期間21年以上35年以下、団信付帯」でも融資率9割超の場合(頭金として物件価格の10%以上が入らないケース)では最低金利は【2.22%】です。9割以下の場合と比べると全期間0.26%高くなってしまいます。このため物件価格100%以上の融資を希望される場合は融資金融機関から別途変動金利(2%台中盤~3%程度)で10%部分を借りるのが「定跡」になっています。
最近のフラット35の最低金利の推移をまとめてみます。
2022年1月 1.30%
2022年2月 1.35%
2022年3月 1.43%
2022年4月 1.44%
2022年5月 1.48%
2022年6月 1.49%
2022年7月 1.51%
2022年8月 1.53%
2022年9月 1.52%
2022年10月 1.48%
2022年11月 1.54%
2022年12月 1.65%
2023年1月 1.68%
2023年2月 1.88%
2023年3月 1.96% NEW!
昨年9月と10月の2カ月を除いてすべての月で前月よりも金利が上昇しています。
特にここ最近の上昇幅は大きいですね。
この調子でどんどん上昇していくと怖いところですが、最近の長期金利は0.5%程度で落ち着いて(抑えられて)いますのでここから先は極端な上昇はないと思います。思いますが、分からないのが正直なところです。
来年度も注意して見ていきたいと思います。
渡部
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