2024年9月、首都圏のマンション・戸建ての成約実績は? | 仲介手数料無料のREDS

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城東地区マンションの成約㎡単価と日経平均株価

上記グラフは2024年10月11日に不動産流通機構より発表された、城東地区マンションの成約㎡単価と日経平均株価を表にしたものです。株価上昇と合わせて不動産市況も強い上昇トレンドとなっております。

首都圏不動産

(写真はイメージです)

2024年9月度首都圏のマンション成約実績

2024年9月度首都圏のマンション成約実績を以下にまとめます。

成約件数は前年同月比で-4.5%(3カ月連続減)、成約㎡単価は前年同月比+4.7%(20年5月から53カ月連続上昇)、成約価格は前年同月比+5.3%となりました。

都内各地区の市況

城東地区においては、前年同月比で成約件数-15.8%(3カ月連続下落)、成約㎡単価は前年同月比+12.0%(2018年12月から69カ月連続上昇)となっています。

城西地区においては、前年同月比で成約件数-8.1%(3カ月連続下落)、成約㎡単価は前年同月比+3.3%(2021年2月から44カ月連続上昇)となっています。

城南地区においては、前年同月比で成約件数-14.4%(10カ月ぶりの下落)、成約㎡単価は前年同月比+3.3%(8カ月連続上昇)となっています。

城北地区においては、前年同月比で成約件数+5.4%、成約㎡単価は前年同月比+13.4%(6カ月連続上昇)となっています。

2024年9月度首都圏の戸建て成約実績

続いて2024年9月度首都圏の戸建て成約実績を以下にまとめます。

首都圏の成約件数は前年同月比+16.6%の2ケタ増となり4カ月連続上昇となりました。成約価格は前年同月比で3.5%上昇し、8カ月連続上昇となりました。

新規登録件数は前年同月比で6.7%増加し、21カ月連続で上昇しています。前月比も+13.9%の2ケタ増となりました。在庫件数は17.8%の2ケタ上昇し、2022年9月から25カ月連続で上昇しています。前月比も0.8%の上昇となりました。

首都圏地域別成約件数

東京都区部は32.2%の大幅増加となり、9カ月連続で前年同月比を上回っています。多摩地区は21.2%の大幅増加となり、3カ月連続上昇となりました。

神奈川県の横浜・川崎市は9.1%の増加となり8月に続いて前年同月比を上回りました。他地域は3.0%増加し、4カ月連続で前年同月比を上回りました。

埼玉県は7.8%増加し、4カ月連続で前年同月比を上回りました。千葉県は21.3%の大幅増加となり、4カ月連続で前年同月比を上回りました。

首都圏地域別中古戸建て成約価格

続いて首都圏地域別中古戸建て成約価格について記載します。

東京都区部は前年同月比で4.7%上昇し、9カ月連続で前年同月比を上回りました。多摩は4.6%下落し、4カ月連続で前年同月比を下回りました。

神奈川県横浜・川崎市は1.2%上昇し、4カ月連続で前年同月比を上回りました。神奈川県他は7.6%上昇し、8月に続いて前年同月比を上回りました。

埼玉県は1.2%上昇し、4カ月ぶりに前年同月比を上回りました。千葉県は4.2%下落し、8月に続いて前年同月比を下回りました。

まとめ

以上2024年9月のサマリーレポートのまとめとさせていただきます。

マンションについて区部でも成約件数の鈍化、成約㎡単価の上昇がひとつのトレンドになりつつあります。

一方で、中古戸建てにおいては件数・成約単価ともに強い上昇傾向があります。中古戸建てについてはマンションと異なり、駅からの距離も幅広く、価格を決める個別要素(築年数・地型・道路付け・道路との高低差・周辺施設との位置関係・擁壁の有無・修繕履歴の有無・ハウスメーカー・駐車所のサイズおよび有無など)が強いため、判断が難しいですが、このまま成約件数および成約単価の上昇が続くようであれば明確な上昇ととらえられるでしょう。

個人的に気になる点としましては、マンションの成約件数の下落です。

これまでは過去の成約事例よりも高く売れる傾向にありましたが、成約件数の下落が続くようであれば、成約しやすい地域・成約まで時間を要する地域の二極化が強くなっていくと考えます。

最後に

上記グラフのように不動産市況は経済と強い結びつきを表しております。

日本では10月27日に総選挙が実施され、続いてアメリカでも大統領選があります。為替相場においても一時140円を割る動きをしましたが、2024年10月21日時点で149円まで円は下落しています。乱高下している状況になりますので、今後の経済ニュースにもご注目ください。

 

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