菅野です。
とうとう緊急事態宣言が出てしまい、町は閑散としていますね。
20時以降の飲食店の営業自粛が呼びかけられ、少し遅くまで仕事をしてしまうともう、夕食は家に帰るまで食べることができない状況です。
昨年の緊急事態宣言時には、皆さんかなり厳しく外出制限を守り、市街には人がいなくなりましたが、今回はそこまでではなく、日中は通常通り出社されている方も多いようです。
かく言う私も大変恐縮ではございますが、出社して仕事をしている身分です。
家から出ましたら、感染予防には非常に気をつかい、PCR検査を昨年11月と先週に受け、陰性の結果を見てこの結果は今だけだと分かりつつもほっとしています。
REDS社員はみな不織布マスクの使用を徹底しています。
また、遅ればせながら各営業所に透明なパーティションを設置し、接客時に利用しています。
しかし、どれだけ気を付けても、家から外に出て公共交通機関を利用して不動産会社の事務所に向かい、対面で長時間口頭での説明を受け、いろいろな書類やペン、机等に触れ、調印しお金を触り、また外へ出て帰宅する、この一連の行為に感染リスクの懸念はぬぐえません。
もしZOOMなどのリモート会議システムを使い契約することができたら、お客様も家で重要事項説明を受けることができ、感染リスクを大幅に下げることができるはずです。
こういった事態に備えていたというわけではないようですが、国土交通省では
「宅建業法にかかるITを活用した重要事項説明等に関する取組み」
(通称「IT重説」)を平成27年から行ってきました。
賃貸借契約に関してはすでに「IT重説」による契約が可能となっていて、遠方に住まわれている方が引っ越しまで上京せず契約するなどということもあるようです。
しかし、不動産の売買契約についての「IT重説」は、一昨年から社会実験を行っている段階で、実はまだ正式に承認されていません。
誰もが使えるというところまで行っていないのが実情です。
売買契約についてもできるだけ早く利用可能になることが、現在の状況では必要であると考えます。
そこで、当社でもこの社会実験に参加し、できる限り早い実現と普及に貢献したいと考えています。
すでにREDSでは社会実験参加の承認を受け、いつでもIT重説が可能なように準備をしております。
お客様の中でもし、リモートでの重要事項説明をご希望される方がいらっしゃいましたら、ぜひお声掛けください。
ただ、実施に際しまして、お客様にしていただくことがございます。
1、お客様のIT環境が重要事項説明のやり取りが可能かどうかの確認
PCやタブレット等を利用し、ZOOM、Microsoft Teamsなどのテレビ会議システムで双方向のやりとりが必要になりますので、事前に重要事項説明を受けるお客様側の端末のスぺック等の確認をさせていただく必要がございます。
2、お客様に事前にIT重説利用の同意をいただくこと
(当たり前ですが)同意なくIT重説を行うことはできません。事前に同意書をいただきます。
これはIT重説を受ける買主様だけでなく、売主様にも同意をいただかなくはなりません。
売主様がNOと言ってしまわれると、残念ながらIT重説はできません。
3、契約後にアンケートへのご協力
IT重説の実施時とその3か月後、アンケートのご協力をいただきます。
3か月後ですと、引き渡しまで短い場合には、決済後しばらくしてからアンケートのご連絡がいくことになりますので、お手数ですがご協力をお願いいたします。
ちょっと面倒だな、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろん無理強いはしません。
ただ、新型コロナウイルスが大規模に感染拡大している昨今です。
対面での説明と遜色なく行うことができますので、ぜひご利用いただけたらと思います。
コメント