REDS【株式会社 不動産流通システム】 金谷(カネヤ)です。
令和4年11月の首都圏・不動産売買の状況をお知らせさせていただきます。
公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の月次速報:サマリーレポート(2022年度11月版)によると、首都圏(1都3県)の前年の同月比はこのような状況となりました。
◎中古マンション成約件数
11月度も、全ての地域でマイナスとなりました。
先月までは東京都区部は、若干のマイナスでしたが、11月は2桁のマイナスとなりました。
埼玉県以外は減少幅が大きく拡大しております。
物件の在庫件数は首都圏で10ヶ月連続で増加、前年同月比も約16%の増加となっております。
在庫件数は徐々に増加に転じており、都心から離れるほど成約件数の下落率が大きくなっている傾向が見られます。
テレワーク等で郊外へ移動していた動きもピークを越え、地域によってはニーズが減少していることも想定出来ます。
◎中古マンション成約単価
11月度は、成約件数が大幅に減少いたしましたが、価格の上昇傾向は変わっておりません。
成約となる物件の条件はかなり絞られてきており、人気の高いエリアや希少性の高い物件等はまだ高値で取引がされております。
その反面、条件を見直す必要のある物件も増えてきております。
在庫が増えてきている地域につきましては、早めに条件を見直し、他物件との差別化をすることが重要かもしれません。
◎中古戸建成約件数
中古戸建の成約件数は、先月は一部の地域で上昇したものの、11月度は全ての地域で2桁以上の下落率となり、中古マンションと同様の傾向となりました。
11月度は、中古マンション、中古戸建共に大幅な成約件数の下落となりました。
円安や様々な物価の高騰による経済情勢が、不動産市場にも影響が出ている事も考えられます。
◎中古戸建成約単価
中古戸建の価格につきましては、上昇幅に差があるものの、全ての地域で増加となりました。
11月度は、中古マンション、中古戸建ともに成約件数は全地域でマイナス、成約価格は全地域でプラスという統計となりました。
在庫件数もともに増加傾向であることも、しばらく続いております。
これから、成約件数と成約価格のバランスにも変化が出てくるかもしれません。
今までのように、順調に売却が進まない事も今後考えられるのではないでしょうか?
不動産は個別性も高いため、地域や物件種別ごとの情報をしっかりと調査したうえで、一定の期間内で適正な価格で成約するための条件設定がより重要になってきます。
在庫物件が増加すると、全体の価格相場も下がる傾向もございますので、ご売却をご検討されている方はお早めにご相談くだされば幸いです。
REDS【株式会社 不動産流通システム】の金谷(カネヤ)までお気軽にご相談ください。
E-mail:a.kaneya@red-sys.jp
TEL:070-1475-4208
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