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首都圏の一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で、必ず不動産の「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることが注目されております、不動産流通システム【REDS】エージェント、【宅建マイスター】の堀 茂勝(ほり しげかつ)でございます。
本日の新聞に「残価設定型 住宅ローン」の記事がございました。
「クルマの『残価設定ローン』のように、当初から月々の返済を安く抑えられるの?」。
「残価設定ローン」は、すでに車を購入する際の選択肢として、よく知られており、最近では「スマホ本体」の購入にも、同じような仕組みが使われていいるのを見かけます。
例えば、「一般的なマイカーローン」を組んで230万円の車を購入すると、支払額の総合計は230万円に利息分を上乗せした金額になり、月の支払額は230万円+利息を合わせた金額を分割したものです。
それに対して、「残価設定のカーローン」の特徴は、下取りを前提とした購入である点です。
残価とは、契約期間終了時の買取保証額を指し、支払い額は契約時の残価を引いた総額になるため、毎月の支払い額を安く抑えることが可能です。
230万円の車を購入し80万円が残価だった場合、残価を差し引いた、150万円+利息を分割した金額が毎月の支払いになります。
つまり、定期的に車を乗り換える方にとっては、月々の支払いを抑えることが出来るのが、大きなメリットになります。
今回の「残価設定型の住宅ローン」、についても、同じような仕組みかな?と思い、読み進めてみましたら、どうも違うようです。
そこで、詳しい内容を読んでみました。
三菱UFJ銀行のホームページの「お知らせ」に、詳しい説明用PDFが掲載されていました。
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- 2023年3月31日 「残価設定型住宅ローン」の取扱い開始について PDF(394KB)
「残価設定の住宅ローン」は、購入当初から月々返済額を減らすではなく、老後にローン返済を軽減したり、買替えをしやすくするためのもののようです。
詳しく読んでみますと、今回の「残価設定型住宅ローン」は、あくまで老後になってからの選択肢を増やす方法のようです。
三菱UFJ銀行「「残価設定型住宅ローン」の取扱い開始について」に掲載されている図
たとえば上記のグラフの場合、55歳以降に「オプション」を行使できるようになり、「返済額軽減オプション」を行使すると、月々の返済が少なくできます。
その後、その家に一生涯その家に住み続けた場合は、死亡時に自宅は売却されて一括返済され、残債は消えます。
住み続けずに、たとえば老人介護施設などに途中で住み替えしたくなったら、「JTI買取オプション」を行使すると、JTIで買い取ってもらえて残債が消えるという仕組みのようです。
すべての住宅で適用できるわけではないようですが、今後こういったローン商品は増えていくのかもしれませんね。
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