皆様こんにちは。首都圏一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の不動産取引について、必ず「仲介手数料が無料」または「仲介手数料が割引」になることで注目の、不動産流通システム【REDS】のマイスターエージェント、【宅建マイスター】の堀茂勝(ほりしげかつ)です。
今回のテーマは、2023年9月14日に発表された「横浜の次世代型大型テーマパーク」をとりあげます。
2027年開催「横浜国際園芸博覧会 GREEN×EXPO2027」の跡地
これまで横浜は「みなとみらい」など、ウォーターフロントの開発ばかりが目立ちました。前市長が推進していた「カジノを含む統合型リゾート(IR)」構想も、湾岸エリアの計画でしたが、この計画の廃止を公約にした新市長の当選により、計画は白紙になりました。
今回発表されたのは、2027年に開催される「横浜国際園芸博覧会 GREEN×EXPO2027」の跡地。場所は、「東名高速道路 横浜町田インター」と「国道16号線バイパス」が交差した付近の、南側のエリアに位置します。
ディズニーランドとほぼ同じ広さの51ヘクタール!
広さはなんと51ヘクタール。これは東京ディズニーランドとほぼ同じ広さになります。ここは2015年6月に返還された米軍施設「旧・上瀬谷通信施設」の跡地です。面積は約242ヘクタールもあり首都圏でも貴重な広大な土地を使って、新たな街づくりをするにあたり、その一部を「テーマパーク」にする計画なのです。
横浜花博!「横浜国際園芸博覧会 GREEN×EXPO2027」開催の地!
この土地を利用して、2027年には「横浜 花博」とも呼ばれている「横浜国際園芸博覧会 GREEN×EXPO2027」が開催されます。
この「花博」は、2027年3月19日から9月26日まで、約半年間の花博イベント。この「花博」のあとに、2031年の開業を目指して作られるのが「KAMISEYA PARK(仮称)」なのです。
テーマパークゾーンを合わせて「4つのゾーン」で構成
今回の計画では、三菱地所が名乗りを上げました。その計画によると、テーマパークゾーン、駅前ゾーン、公園隣接ゾーン、環4西ゾーンの4つのゾーンに分けて開発するイメージになっています。
世界に誇るジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用!
具体的なコンテンツは未定ですが、アニメーションやゲームなどの魅力ある日本のカルチャーを生かし、仮想現実(VR)などの最先端技術を活用したアトラクションを構想しているということです。これから、いかに魅力あるコンテンツを誘致できるかが成功できるかどうかにかかっているといえるでしょう。
「南町田グランベリーパーク」との相乗効果も狙える!?
すでにこのエリアのすぐ近くには、東急電鉄が気合いを入れて再開発をおこなった「南町田グランベリーパーク」があります。こちらも、オープンモール型のアウトレット複合商業施設「グランベリーパーク」と、隣接する「鶴間公園」、そして中間部分に当たる「パークライフ・サイト」を合わせて、総面積約22ヘクタール、駅直結の新しい形のアウトレットパークです。
「ディズニー」や「USJ」のように、横浜も盛り上がれるか! 期待!!
この大規模開発の成否は、横浜北部エリアだけでなく、町田~橋本まで続く国道16号北進エリアの不動産取引にも、非常に大きな影響が及ぶことが予測されます。不動産の活性化のためにも、ぜひ盛り上がることを期待しています!!
参考:2023年9月14日 日経新聞夕刊
横浜にテーマパーク 三菱地所、米軍施設跡地に
ディズニー級 31年ごろ開業
参考:2023年9月15日 日経新聞朝刊
三菱地所、横浜にテーマパーク 不動産開発を多角化
アニメ・ゲーム・VR活用 31年ごろ開業
参考:2023年9月15日 日経新聞朝刊
上瀬谷跡地にテーマパーク 横浜市、観光の起爆剤に
日本のコンテンツ軸 複合商業施設も整備
参考:国際園芸博覧会
参考:南町田グランベリーパーク
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