職住近接でとても便利なJR川崎駅周辺の歴史と住環境を解説 | 仲介手数料無料のREDS

REDSエージェント、宅建士の穗坂一也です。今回は、神奈川県川崎市で住まい探しを検討している方に向けて、JR川崎駅周辺の住環境について解説します。

川崎駅

(写真はイメージです)

JR川崎駅の歴史

JR川崎駅は、神奈川県川崎市にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅で、日本で3番目に開業した鉄道駅です。

旧東海道五十三次の2番目の宿場、川崎宿(1623年、品川・神奈川両宿の伝馬負担を軽減するために開設された)として栄えた街に1872(明治5)年に神奈川駅とともに正式に開業。品川駅と横浜駅(現在の桜木町駅)間で開業していた鉄道の中間駅として設けられました。

その後、川崎駅は貨物の取り扱いを開始し、現在の京浜東北線、南武線が運行されるようになりました。1945(昭和20)年には大空襲に見舞われ、市街地のほとんどが焼け野原となりましたが、戦後まもなくして復興。昭和30年代になると日本が高度経済成長期に突入するなか、京浜工業地帯の中核都市「川崎」にはたくさんの工場ができたため労働者が集まり、人口増加率も全国一になるなどして急速に発展しました。

そのシンボルが、1959(昭和34)年に竣工した地上5階・地下1階建、94店舗が入居した当時の国鉄川崎駅です。その後、1980(昭和55)年には東海道線のすべての普通列車が停車するようになり、8年後には橋上駅舎化が行われました。2017年には北口改札、北口自由通路が共用開始され駅西口と東口のアクセス、および隣接する京急川崎駅へのアクセスがより便利になりました。

川崎駅周辺の商業施設

川崎駅

川崎駅東口駅前ロータリーでは、京急電鉄・バス・市電などの交通のかなめとして大勢の人が行き交い、デパートや飲食店、娯楽施設、金融機関など繁華街ができていきました。

1980年代になると岡田屋デパート(岡田屋モアーズ)や地下街のアゼリア、バスターミナルが整備され商業地として発展しています。2002年開業の複合施設「ラ チッタデッラ」は、川崎駅から徒歩5分のシネマコンプレックス「チネチッタ」やライブホール「クラブチッタ」、美容・リラクゼーションの施設などを備えたイタリアのヒルタウンをモチーフに作られたエンタテイメントの街です。ここでは個性的なショップやカフェ、レストラン、美容施設などが楽しめます。

2023年には地上25階建の川崎市役所の新庁舎が完成しました。

川崎駅周辺の住環境

JR川崎駅周辺の住環境は多様で魅力的です。このエリアは都心からアクセスが良好で、さまざまな施設や商業施設が集まっています。JR川崎駅から徒歩10分くらいまでの立地は商業地域のため、賃貸マンション、分譲マンション、商業施設が建ち並んでいます。徒歩15分以上の立地から戸建、アパートなどが立ち並ぶエリアとなっています。

・交通利便性:川崎駅は多くの路線が交差するターミナル駅であり、東京や横浜へのアクセスが便利です。また、北口の整備によりさらに利便性が向上しています。

・商業施設:ラゾーナ川崎プラザ内には家電量販店、各種専門店、スーパーマーケットなどがあり、川崎駅ビル(アトレ川崎)、川崎駅東口地下街(アゼリア)、川崎駅東口の商店街(銀柳街)、ラチッタデッラ、ミューザ川崎シンフォニーホールなど、大型商業施設が近くにあり、普段使いの買い物から、食事、アミューズメントまで何でもそろっています。

・治安:川崎駅周辺は近代的で洗練された雰囲気を持ちつつ、自然も豊富ですが、一部のエリアは注意が必要です。

・住宅ストック数:川崎駅はマンションストック数が日本一と言われており、多くの住宅オプションがあります。

・自然環境:川崎には多摩川の川岸があり、自然が豊かです。

総じて、川崎駅周辺は都会と自然のバランスが取れた魅力的なエリアです。ただし、各エリアによって異なるため、具体的な物件を選ぶ際には詳細な調査が必要です。

川崎駅西口エリアは職住近接の人気の街

川崎駅西口には、かつて駅の目の前に東芝創業の地である東芝堀川町工場(1998年より同社川崎事業所)がありましたが2000年に閉鎖された後、再開発事業が進められました。2006年に川崎駅前のランドマークである「ラゾーナ川崎プラザ(商業ゾーン)」、2007年に「ラゾーナ川崎レジデンス(住宅ゾーン)(地上34階建、総戸数667戸)」が竣工しました。

川崎駅西口駅周辺にはそれと相前後してヴィルクレール川崎タワー(地上21階建、総戸数106戸、1999年10月築)、ブリリア川崎タワー(地上34階建、総戸数395戸、2008年7月築)、サンクタス川崎タワー(地上33階建、総戸数300戸、2012年3月築)などのタワーマンションが建設されました。

商業施設としては前記のラゾーナ川崎プラザのほか、川崎駅西口デッキ直結、音楽ホールを中核にオフィスタワーとレストラン街などを有するミューザ川崎(地上27階建、2003年竣工)、同じく川崎駅西口デッキ直結、オフィス・商業・ホテルの3つで構成された「KAWASAKI DELTA(街区名称)」(地上29階建、2021年竣工)が建ち並び、職住近接の賑わいある住みやすく人気の街となっています。

まとめ

JR川崎駅周辺の不動産は、近年注目されているエリアの一つです。多摩川を県境として東京都大田区、および横浜市鶴見区と隣接する地域です。東京都心と横浜市の中間に位置し、交通の便が良いため、現役世帯、子育て世帯、単身世帯が多く住んでいます。川崎駅周辺は、商業施設やホテルの開業、再開発プロジェクトなどにより商況が改善しています。また、不動産の取得需要も強く、取引価格は過去約20年間上昇傾向にあります。

このエリアで住まいをお探しの方はぜひ、REDSまでご相談ください。

 

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