不動産流通システム有馬でございます。
新型コロナウイルスの対策は、ワクチンの接種が徐々に進んでおりますが、熱中症にも気を遣う時期となりました。
熱中症は炎天下での運動などで発症しやすいことが知られていますが、高齢者が熱帯夜にエアコンを使用せずに寝ているうちに発症するケースが増えております。
これからしばらくの間暑い日が続くと思います。
皆様のご健勝とご自愛をお祈り申し上げます。
マンションの住戸を構造的に支える構法に、「ラーメン構造」と「壁構造」があります。
ラーメン構造は、柱と梁を剛接合するものです。
壁構造は壁で荷重を持たせるものでそれぞれ一長一短があるが、ラーメン構法の場合は、柱や梁が室内側に出っ張り(出隅・入隅)、デッドスペースを生み出してしまう。
この短所を解消するのがアウトフレーム工法です。
柱や梁を住戸の外側に出してしまえば、住戸の室内には柱や梁の出っ張りはなくなるため、部屋を有効に使うことができます。柱はバルコニー側と開放廊下側にあるが、バルコニー側に出すケースが一般的です。
室内空間を非常に広々と使えるようになるため、家具の設置がしやすくなります。
柱に合わせて家具を特注しないためコストも抑えやすいことなどがメリットとして挙げられます。
しかし、アウトフレーム工法にもデメリットはあります。通常、バルコニー側に梁が出てしまうため、窓の高さが低くなってしまいます。そのため、天井より窓の高さが低くなってしまうことから採光性が悪くなってしまうという点があげられます。
そのため、アウトフレーム逆梁工法が考えられました。こちらは採光性に関する問題を解消するという利点があります。しかし、逆梁であるためにバルコニーを狭くしてしまうことがあるというデメリットも存在しています。
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