「不動産流通システム」有馬でございます。
不動産の売買の際に、売主と買主の間に信頼のおける中立的な第三者を仲介させること、またそのサービスのことを「エスクロー」と言います。
不動産取引の安全を確保するためにアメリカで始まった仕組みで最近は電子商取引の決済においても活用されています。
不動産取引の場合には、エスクローサービスを提供する第三者は、売主から権利証書等を買主からは代金を寄託され、物件の確認、決済、登記、引渡しなどの業務にあたります。
買主の手付金を売主の口座ではなく、信託口座に送金し保全します。
信託された手付金は、原則として売主および買主双方の承諾がないと送金できません。
決済が成立した場合は信託口座から売主口座へ送金されます。
決済が不成立となった場合は、信託口座から買主口座へ返還されます。
日本ではあまり広まっていませんが、キャッシュレス決済の推進により増えるかも知れません。
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